千葉キャンパス ブログ

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  1. 70年

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの石野です。

    今日は久々に日本史のお話です。
    単位認定試験試験範囲はすでに終えましたが、
    日本史はとても重要な単元に入りました。
    それは「先の戦争」です。

    今年は戦後70年。
    70年前の3月には東京の下町が大空襲で焼け野原になり、
    そのご千葉も含めた様々な都市が爆撃の被害を受けました。
    そして8月6日の広島、8月9日の長崎での原爆の投下ののち、
    ついに日本は無条件降伏するに至ります。

    さて、これらの被害はアメリカ軍によってもたらされたもの。
    我々はどうしてもアメリカと戦争をしたイメージばかり思い浮かべてしまいがちです。
    しかし、日本の「先の戦争」は1937年から始まっていました。
    1937年7月7日の盧溝橋事件に端を発する日中戦争です。
    日本はこの戦争を速やかに終わらせることができず、
    泥沼の戦争に引きずり込まれ、
    ついにはアメリカ・イギリスに宣戦布告することになってしまいます。

    太平洋戦争が始まると、戦争の相手はアメリカに変わったように見えてしまいますが、
    実際には真珠湾攻撃後も中国に多くの兵士が送り込まれ続けました。
    70年前、いまの中国の領土内に展開されていた日本軍は約170万人。
    陸軍全体の3割強、海外に展開されている兵力に限れば3分の2を占めます。

    今日は、話が盛りだくさんまで最後まで話しきることができませんでしたが、
    生徒たちはいつも以上に積極的に質問してくれました。

    大正時代に民主主義が盛んだったのに、なぜこんな戦争になってしまったの?
    どうして軍隊が人気を集めていたの?
    外交がうまくいってたら日本はもっと被害を減らせたんじゃない?

    1930年代から40年代にかけての日本の情勢について、色々考えをめぐらせてくれたようです。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 石野

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