千葉キャンパス ブログ

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  1. 塞翁が馬(後編)

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの石野です。

    (続きです)
    さて、あまりにも立派な名馬がやってきたものですから、おじいさんの息子は大喜び。
    その馬を乗り回して意気揚々としています。
    しかし、その馬はたいへん気性の荒い暴れ馬。
    ある日、息子は馬から振り落とされて、足を骨折してしまいました。
    医療の発達していない昔のこと、
    その骨折は、息子がもう馬には乗れないことを意味していました。

    おじいさんは、ここでも顔色一つ変えません。
    「これが幸福にならんともかぎらんよ。」

    それから1年ほどして、北から騎馬民族が攻め込んできました。
    とりでの近くの若者はみな戦いに出ることになり、
    その先頭の激しさは、十中八九は命を落とすほどのものでした。
    しかし、息子は足を引きずる身。戦いたくても戦うことはできません。
    結果として、息子は戦いに参加することなく、命拾いしたわけです。

    人生の幸せや不幸せは予測することが難しいもの。
    かりそめの幸運を享受しているうちに思わぬところで足をすくわれるかもしれませんし、
    不幸な出来事があったとしても、それが後々の幸福につながることがあるかもしれません。

    私は、とりわけ、困難に突き当たったときや、思わぬ不運に見舞われたときに
    この「塞翁が馬」という故事を思い出すようにしています。

    さて、一ツ葉高校千葉キャンパス受験生からは
    センター試験の自己採点報告が届いています。
    何とかボーダーに届きそうな生徒
    2次試験や個別試験で逆転を狙わなければいけない生徒、様々です。

    センター試験の結果に気をよくして、2次試験や個別試験での緊張感を欠いてしまえば逆効果。
    逆に思ったほど点が伸びなかった人は、
    これから集中力がさらに高まって思わぬ力を発揮してくれるかもしれません。

    何よりも大事なのは、思い通りにならなかった結果を引きずらないことです。
    1ヶ月。漫然と過ごせばあっという間ですが、この短い期間でも人間は伸びます。
    成績も伸びます。実際にそういう生徒をこのキャンパスで見てきました。
    いままでの努力が実を結ぶのは1月ではなく2月かもしれません。

    泣いても笑ってもあと1ヶ月。
    一ツ葉高校受験生の皆さんは、後悔なきよう全力でぶつかってきてください。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 石野

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