「今年もハード?な進学クラスの現代文」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。今日は、私が担当している進学クラスの現代文という授業についてお話ししようと思います。
昨年度から引き続き担当させて頂いていますが、この授業は講義形式というよりゼミ形式に授業を進めています。
「いつ指名されるか分からない」ドキドキ感よりもハードな、「いつでも自分の考えを論理的に述べられる」ように備えていないと、いつどこから投げ掛けが飛んでくるか分からないサバイバルな時間にもなっています。
模試や入試に留まらず、大学でも社会でも、「限られた時間」の中で蓄積した知識や瞬時に巡らせた思考を「相手の求める形」で「明確・簡潔」に明示しなければ、結果を出すことはできません。
そこで、私の授業では私も生徒達も、言葉を用いる際は「所見(結論)→論拠→起~結がはっきり順序立てられた推論→所見(結論)」の流れに沿って行うよう、トレーニングしています。ちなみに、論拠と推論のセットは、一つの話題について三つまでとしています。論拠(材料)が多いから分かり易いということにはならないからです。
相手に理解してもらう、或いは相手を説得するに際して、些細な材料まで挙げ連ねて貴重な時間を奪うより、肝要なポイントをすっきりと明示する方が効果的であるし、相手が高度なものを求める人であるほどその傾向は強いように思います。
常に「主観」や「客観」、「具体(化)」や「抽象(化)」などの観点から分析や考察を加えつつ、上記のような「論理的な論説」を展開しないと突っ込まれる進学クラスの現代文ですが、日に日に成長していく生徒達を見ていると、微笑ましくもあり頼もしくもある今日この頃です。
時々教室から、「え、それ論拠は?」などという声が聞こえてくると、時々吹き出しそうになるのはここだけのお話し。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本