考えるクセ
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。
春になってから、風が強い日がよくありますね。
先日も、朝の通勤通学時間帯に強風が吹き荒れていたことがありました。
千葉県は海の近くを走っている路線が多く、どうしても強風に弱いです。
なので、風が強いという予報がある日は、いつもより気をつけるようにしています。
昨年は台風が接近して、安全のために学校が休みになったこともありました。
春は天気が変わりやすいです。
雨はもちろん、雹や雷、強風が発生しやすく
場合によっては外に出ることも危ないこともあります。
天気予報を逐一確認し、安全を確保するようにしてください。
最近はスマートフォンのアプリを使えばリアルタイムで天気を確認することができるので、
活用してみると良いでしょう。
さて、前回、今年度初めての数学の授業をしたときに
数学をなぜ勉強しなければならないのか、
疑問に思っていそうな生徒がいたので、少し話をしました。
特に数学が苦手な人のなかには、例えば
「公式なんか覚えたって、社会に出てから何も役に立たない」
と言う人がたまにいます。
確かに、いまちょうど勉強している乗法公式や、
後期で勉強する三角比の余弦定理などは、
専門の仕事にも就かない限り、社会に出てから使うことはないかもしれません。
私の考えですが、数学を勉強する理由は、
積分の公式や加法定理などの公式を覚えて、
ひたすらそれに数字を当てはめながら問題を解くことではないと思います。
では、なぜ数学を勉強するのか?
それは、論理的な思考能力を高めるためではないか、
と考えています。良い例が、数学の証明です。
数学では、証明をするにあたって筋道がいくつかあったとしても、
答えはただ一つしかありません。さらに、数学の証明は、
一度証明されれば永遠に証明されたことになり、
その後覆ることもないのです。
これは、物理や生物などの自然科学の学問とは大きく異なる点です。
このような学問は、時代が進むにつれて新しいことが発見されるので、
内容がどんどん更新されていきます。
つまり、数学というのは人によって解釈の違いなどがない、
非常に論理的な学問なのですね。
だから、数学を勉強すれば、論理的な思考能力を
高めることができるというわけです。
論理的な思考能力は人生の色々な場面で必要ですよね。
“考えるクセ”をつけるためだと思って、嫌いな数学をちょっと頑張ってみませんか?
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下