中国の王朝
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの星田です。
ゴールデンウィークも終わり、本格的にキャンパスライフの再開と思ったら来週はもうスクーリングですねですね。
みなさん準備は大丈夫ですか?
前回から世界史は中国史に入りました。
中国の最初の王朝『殷』と次の王朝の『周』では、政治体制に大きな違いがありました。
殷の政治は、祭政一致。王がどうしてそのような政治を行うのか、それは、神のお告げだから。と言うものですね。
それに対し、周の政治は封建政治。
中世ヨーロッパや日本史の鎌倉時代で聞きなれた言葉ですね。
しかし鎌倉幕府の封建政治とは違い血縁関係を基盤とした宗族で成り立っていると言うこと、よって世襲制であると言うことです。
そのようにした理由は、後の反逆者を出さない為です。
よって小国の争いがあっても勝った国は負けた国の領土をすべて分捕るということはしなかったと言うことです。
ちなみに北部の匈奴を退ける為に30万もの大群を率いたと言われています。ものすごい数ですね。
周は、後に申から迎え入れていた皇后を廃止したため、申の怒りを買い、犬戎と共に攻め込まれ、東西に分かれた周は、東周と規模が小さくなります。
この頃は王を無視した有力な諸侯が現れ、戦国の七雄が現れます。
この時に呉越同舟や臥薪嘗胆などの四字熟語はここからきています。
しかしまだ周は権力を失ったものの権威は残っています。
したがって王に対して諸侯が自ら王の首を取りに行く者はいませんでした。
授業で説明しましたが、『権力』と『権威』の違いはどうですか、再確認しておいてくださいね。
またこの後にたくさんの思想家が現れてきます。人物と唱えた思想、思想の内容とそれぞれしっかりと理解しておきましょう。
これから数回中国史が続きます。
中国史は大学入試に関しても3割程度の出題率になりますので、選択教科で世界史を選んでいる生徒はしっかり理解しておきましょう。
前回の模試で学習リサーチがありました。
進路を決定するうえで、とても大切なものになります。
まだ決まっていない生徒はこれを元にしっかり考えてくださいね。
自分を見つめる上で、本当にわかりやすい資料となります。
また、各種専門学校、大学でオープンキャンパスも始まっています。
自分が取材する立場となって挑んでもらいたいと思います。
よってその時には自分が何になりたいのか、どのような勉強をしたいのか、ざっくり決まっていなければいけませんね。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス星田