勉強をする意味
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。
8月も下旬に差しかかりました。
熱い戦いが繰り広げられた高校野球が終わり、
「もう夏も終わりかぁ」という気分になります。
今年の8月はあまり夏らしくありませんでしたね。
せっかくのお盆休みの期間も、すっきりしない天気が続きました。
日照不足や低温により、農作物への影響が懸念されます。
さて、一ツ葉高校ではもうすぐ単位認定試験があります。
特に苦手な教科に関しては、じっくりと勉強に取り組みたいですね。
今週は試験対策授業を行っていますが、
試験勉強に一生懸命に取り組んでいる様子がみられたので、
ぜひ頑張って高得点を狙って欲しいです。
私は特に社会系の科目の暗記が苦手だったので、
高校生の頃これらのテスト勉強をするときには、
何度も書く、声に出す、赤シートで隠すなど、
色々な方法を駆使して覚える努力をしたのを覚えています。
ただ、いつも早めに勉強を始めようと思いながらも、
苦手な教科はついつい後回しにしてしまい、
結局は直前で焦ることも多かったような気がします。
勉強量も、好きな教科にばかり偏ってしまうこともありました。
ところで、私は理系の教科を教えているのですが、たまに、
「数学や理科を勉強しても日常生活に役立たない」と
生徒から言われることがあります。
私は一ツ葉高校の生徒と同じくらいの歳の頃から、
理科という教科が大好きだったので、
これを勉強して役に立つとか立たないとかということを考えたことがありませんでした。
純粋に、好きだから、楽しいから勉強しているという感じでした。
もちろん、苦手な人の気持ちもわからないわけではありません。
理科では色々な単位が出てくるし、考え方が人間の感覚とかけ離れているものもあり、
計算もごちゃごちゃしていてややこしいです。
ただ、単純に「そうだよね。役に立たないよね」というのは少し嫌でした。
しかし少し前、インターネットで色々調べていたときに、
偶然、この疑問に対する見事な答えを見つけました。
言い回しは少し違いますが、それはこのようなことです。
「数学を勉強しなければ、 将来数学を使う道を選べなくなる」
今の時点ではそんな道に進まないと思っていても、
将来どうなるのかなんて誰にも想像できません。
これからの時代は、一人で幅広い仕事ができる人が求められるでしょうし、
知識やスキルをたくさん持っているにこしたことはありません。
理数系の教科に限らず、勉強は、自分の可能性を広げるためにするものだということですね。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下