秋のお祭りシーズン到来
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの星田です。
全国各地で、秋の五穀豊穣を願った祭礼がピークを迎えます。
特に秋のお祭りは、収穫祭なので荒っぽく、山車を使ったものが多いのですが、
先日愛知県と大阪府のお祭りで、大きな事故が起きたとニュースで知りました。
ツイッターやユーチューブにアップで様々な角度から写された動画があり、
何度も見直していました。
大阪府の事故は、何と直線で電柱に当ってしまっているんです。
私が青春を謳歌したお祭りでは、3か月前から走りこみ山車の曳き方動かし方の練習をします。
それは、本当に命がけだからなんです。
動かす人間は曳き手の中の後ろ6人から12人位の綱元は前ではなくよく山車の屋根を見て、
障害物に接触しそうであれば、綱を抜いたり、入れたりします。
屋根に乗る者は、2本先、3本先までの電柱や標識など障害物を見て曳き手に指示を出します。そして方向転換とブレーキ役のブレーキ係りがいるはずです。
なかなかブレーキをかけても勢い付いた山車は止まらないのもわかりますが、
動画ではブレーキをかけた様子はありませんでした。
今大阪から近畿地方では、山車ブームが起きており、
各地域で山車を曳き回す祭りが流行っています。
特に岸和田の下だんじりが人気となり、今まで屋台や上だんじりを曳行していた地域が
急に下だんじりを購入する地域が増えています。
そう言う意味で、伝統と言うのはどうなのかと言う大きな疑問が残ります。
下だんじりを曳行するにしてもきちんと曳き方を理解した上で行なわないと、
本当に死と隣り合わせの祭りなんだと言うことを一人ひとりがきちんと認識すべきです。
私が参加していた頃は、各町で曳き手が総勢500人、青年團だけでも250人です。
それが今は、せいぜい80人程度、少子化がよくわかります。
曳き手が少なくなっている分、今のだんじりは、早く動くように、ベアリングを入れ、
足回りを強化しています。その分動き出すと早くなるので、より危険が伴います。
祭りに参加する人はしっかり練習をして、参加するようにしてもらいたいと思います。
また外部の見物人もマナーの悪い人が多くなっています。
外国人観光客のマナーが悪いと言われていますが、
日本人の観光客も老若男女問わず、マナーが悪い人が増えているのは確かです。
外国人にマナーが悪いと言うならば、
日本人は本当にすばらしいと言われるくらいのマナーの良さを身につける必要があります。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 星田