カノッサの屈辱とは・・・?
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス
<星田です>
6月も半ばになりました。関東も梅雨入りですね。
大気の状態が不安定ですね。私は、6月は出掛けることが多いです。
理由は、雨が多いので、遠方の人はあらかじめ、
遊びに行く計画を立てないから人が少ないんです。
さらに平日であれば、より人が少ないので、出掛けるには最適です。
よって平日の休みは出掛けて、日曜祝日は家で読書をしていることがほとんどです。
今回のレポート授業の世界史は、カノッサの屈辱でした。
こちらは世界史を学ぶ上で、
ゲルマン人の大移動の次くらいに有名ではないでしょうか。
最初は迫害していたキリスト教もそれは不可能であることがわかり、
最終的に国教となります。そして教皇の力が強くなり、
叙任権は君主ではなく、教会にあると主張します。
しかし、それをハインリヒ4世は聞き入れません。
それによって、教皇グレゴリウス7世はハインリヒ4世を破門します。
破門になれば、もう誰もハインリヒ4世の言うことを聞かなくなってしまいます。
それほどキリスト教の影響力は強かったんですね。
ハインリヒ4世は、何とか破門を解いてもらうためグレゴリウス7世を探します。
そしてカノッサ城に居ると聞きつけ向かうのですが、会ってもらえません。
そして雪の中、修道服に着替え、剣を捨てて、土下座します。
そこでハインリヒ4世は、許しを請うことが出来、破門は撤回されます。
破門になれば、すべての権力が失われるとはいえ、
一国の王が武器を捨て、雪の中布一枚で許しを請うとは、
パフォーマンスだったと言う説もありますが、
キリスト教がものすごい影響力を持っていたことがわかりますね。
今回は、レポート提出までまだ2回ありますので、ゆっくり進めることが出来ます。
次回はビザンツ帝国の繁栄から滅亡まで説明していきます。
今現在も問題が続いていますが、エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、
イスラム教の3つの宗教の聖地です。
この問題が、ビザンツ帝国の盛衰にも関わっています。
次回はその辺りからのお話になります。
大学受験を目指している人で、世界史を受験科目にしている人は、
上位大学において、かなりの論述力が求められます。
よって夏の間には語彙力を定着させ、論述専用の問題集を用意して、
日頃から書く練習をしておくようにしましょう。
日本史よりも圧倒的に多い語彙量が必要になる。
と言うことも知っておいてくださいね。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス