共通試験を終えて・・・
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス
<星田です>
1月15日、16日と共通テストが行われました。
文系は、国語がやや難化、その他の教科は平年並みと言う講評ですが、
数学ⅠAは、かなり難化傾向にあるみたいですね。
早速講評してみますと、今回注目の数ⅠAと数ⅡBですが、
世論の予想通りかなり難化しましたね。
知識と思考力に読解力もなければ解けない問題となりました。
各予備校が予想している平均点もかなり低いですね。
理科の科目は、私個人的には、
科目によって難易度の差が感じられましたが、
ギリギリ得点調整はされない感じの予想平均点ですね。
さて、地歴公民はセンター試験の語彙の知識系を問う問題とは打って変わり、
読解力がなければ解けない問題になりました。
ある程度勉強してきた人間からすると、読めばわかると言う問題です。
もちろんそれには語彙力(知識力をあえてここでは語彙力と表現しますね。)
と読解力、歴史的な流れが必要になります。
しかし、私個人的には、センター試験に比べてうんと易しくなった気がします。
誰もが見たことがない語彙も結局読めば回答が導き出せるようになっています。
やはりこの共通テストは、読むことに慣れていない人にとっては、
かなり難解だと言えます。
また今回の国語は、古文、漢文は、昨年に比べ読み易かったと思います。
しかし、現代文が、評論も小説も新傾向の問題で、
面食らった人も多かったと思います。
ただ全体的にみて、とりあえず文系科目の各教科は、
各出版社の予想問題のパックに比べて比較的易しかったと思います。
よって、文系教科に関しては、全体的に平年並みと言えるでしょう。
いずれにしても文系教科の共通テストの出題傾向は、
ある程度確立してきたと言えます。
しかし、私立の入試問題は、どのようになっていくでしょうか。
基本的に日東駒専以下の中堅私大の8割程度は、
センター試験に寄せて問題を作成していたので、
共通テストに寄せていく可能性が大です。
ただ、日東駒専とセンター試験では、
センター試験の問題がちょうど同じレベルです。
(私個人的にんはセンター試験の方が日東駒専の問題よりも
はるかに難しいと思いますが)よって、
寄せていくと言っても形式を寄せていくと言うことであって、
難易度を寄せると言う意味ではないと言うことを誤解のないようにお願いします。
また、センター形式ではなく、
独自の入試問題の形式を取っている國武明成以上の大学はどのようになるでしょうか。
一つは、上智大学や、立教大学、青山学院大学のように、
一部の学部を除き、民間の英語4技能テストセファールを
独自に点数化する大学が、増えていくことは、間違いないですが、
その他の教科を共通テストに寄せてくるのか、
確認次第こちらも紹介していきますね。
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