模試のおはなし
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス
<星田です>
単位認定試験と、進学コースのみなさんは、共通テスト模試お疲れさまでした。
今回は、私が学生時代に受けた模試の話をいたしましょう。
時代が流れ、今の模試の定番は、B模試とK模試ですが、
私の時代は、Y模試にS模試と言うものが主流でした。
ちなみにS社はたくさんの参考書問題集も出版していましたが、
バブル期以降なくなってしまいました。
私は模試を受ける時は、必ず1つはレベルの低い大学の名前を書いて、
志望者の中で、1番になれるように頑張りました。
しかし、同じことを考える人は他にもいて、1番にはなれませんでした。
そうなってくると、その1番だった人を抜かしてやろうと思って、
それを目標に頑張るのですが、やっぱり1番にはなれません。
そうこうしているうちにまた同じ様な人が何人か現れ、3番や4番になった時はすごくショックでした。しかし、どうしても1番を取りたいと言う願望が出てきて、
今度はあまり知られていない大学の女子大を書いてみたところ、
分母が10人程度しかいなかったのですが、やっぱり1番にはなれません。
そんな中、いつも書いていたレベルの低い大学で、1番になれたのですが、
あきらかにいつも1番だった人がいません。(当時は名前が出ていたと思います)。
そうなってくると、その人がいないのに1番になっても、
少しもうれしくありません。模試と言えば、そんな日々を送っていました。
模試1つにしても様々な楽しみ方があるので、何かこだわりをもってみると、
モチベーションが上がっていいかもしれませんよ。
話は変わりますが、今回の模試ですが、国語の現代文の問題で、
私が、23年前に初めて教壇に立った時に初めて教えた文章が
問題として扱われていたので、鳥肌が立ちました。
なかなか現代文で、読んだことがある、解いたことがある、
と言うような問題はかなりレアーなケースです。今でも使われているんだなぁ。
あれから23年かと感慨に浸っていました。
現代文の問題で同じ文章が扱われるのがレアーなケースと言いながら、
実はそうでもありません。直近で言うと、
4年前にS大学で出題された文章がM大学で出題された、
8年前にO大学で出題された問題が、A大学で出題されたなど、
私は20年の間に現代文の同じ文章を4回発見したことがあります。
自分でもどれだけ大学入試マニアなんだと思います。
大学入試を目指すみなさんは、私のような大学入試マニア、
参考書問題集マニアになってはいけません。何か気になることがあれば、
すぐに星田まで聞いてくださいね。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス