私の尊敬する人②
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパスの寺澤です。
今日も私の尊敬する人を紹介したいと思います。
それは、杉原千畝さんです。
前回紹介した乙武洋匡さんは多くの人が知っていたと思いますが、
今回の杉原千畝さんは、知らない人もいるのではないでしょうか。
第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原さんは、
ナチス・ドイツの迫害によりヨーロッパ各地から逃れてきた難民たちの訴えに同情します。
難民を救うために、ビザの発給を日本の外務省に要求しますが、その答えは「NO」でした。
しかし「処罰を受けてもかまわない」と考えた杉原さんは、外務省の命令に反して
自らの意思で大量のビザを発給し、およそ6,000人の避難民を救いました。
自分一人が犠牲になってでも、たくさんの人を救うという
彼の信念に、私は惹きつけられました。
ここまでの「自己犠牲の精神」を持った人は、なかなかいないと思います。
この「自己犠牲の精神」は身近な場面でも求められます。
例えば、電車のマナー。
朝の満員電車はなんとか心地よく過ごしたい…と思いますが、
少しでも多くの人が乗れるように中に詰めたり、
ドア付近に立っていたら、降りる人のために自分も一度降りたりする。
杉原さんと比べれば大したことはありませんが、
他人への思いやり > 自分の心地よさ
と考えれば「自己犠牲の精神」と言えるのではないでしょうか。
杉原さんの信念を知ってもらいたいと思い、
紹介させていただきました。
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 寺澤