広報委員ブログ:『気持ちの整理整頓の仕方』
通信制 一ツ葉高校
<<広報委員会メンバー、おススメの1冊>>
次回オープンスクールは6月8日(土)午前・午後の部があります。
また、平日も説明会(完全個別)開催しております。授業体験もできます!ご予約はコチラ。
保護者様のみの見学・生徒様のみの見学でも大丈夫です。ご遠慮なくお越しください!
広報委員、M(3年)です。
季節の変わり目となると気が落ちやすくなったり体調が優れなかったりなどがあると思いますが皆さんはどのように対処していますか?
季節の変わり目でなくとも、気を病むことが起きた時に自分に合う解消方法があると少し生きやすくなると思います。
その解消方法というのは人によって違ってくるものなので、「運動をする」だったり「大きな声を出す」とありますが、みんながみんな運動をすれば元気になることはないです。
そんな数ある解消方法のなかで今回私は「さみしい夜にはペンを持て」(著者:古賀史健さん)から1章の一部を抜粋していきながら「言葉にする」という解消方法を書いていきたいと思います。
まず、この本のあらすじはタコジローといういじめを受けている中学生が公園の片隅で偶然会ったヤドカリのおじさんに行き場のない感情をどうすればいいのかを教えてもらう海の中のお話です。
「言葉にする」といっても沢山種類があると思います。
私の定義上、モヤモヤすることを誰も見ることが無い前提でひたすら書くことや、誰かに喋るなど言葉として吐き出せれば全部「言葉にする」ことだと思います。
本のなかでも学校でいじめられている話を言葉を詰まらせながらもヤドカリのおじさんに話し頭の中がスッキリしたタコジローくんにおじさんは『聞いてもらうことより先に、言葉にすることのよろこびって、あったんじゃないかな?』と言っており、全然言葉が出てこなくても良くて、そもそもモヤモヤしてることをスッと書いたりしゃべることはとても難しいことなので、今言葉にできる範囲で言葉にしていくだけでも少し頭の中が整理されてスッキリすることができますね。
しかし、そこで言葉にできたタコジローくんは疑問を持ちます。
『ヤドカリのおじさんに話せたことはおじさんがしっかり聞いてくれたからであって誰もが自分の話聞いてくれるわけがない、そのときは我慢するしかないのだろうか』と。それに対しておじさんは
『相談する相手がいない。だれかに相談できる話じゃなない。そういうときには自分に相談すればいいんだよ』と言います。
自分に相談するとは、自分の思いを文章にしていくうち自分のことを知っていくことを指しています。それは、誰かと対話しているときでも自分で言葉にしたものに納得した時に自分の本心に気づくことができることも指すことができます。
こうやって「言葉にする」ことでモヤモヤする行き場のない感情を発散することができます。なので、自分に合ったストレスの解消方法が見つからない方は気が向いたら、話をしっかり聞いてくれそうな人に話したり自分と対話してみたりしてみてください。
あと、この本は6章まであって「どうすれば書くことを好きになれるんだろう?」や「分かり合うとは、どういうことか」などいろいろなトピックをあげながら
ストーリーが進んでいきとても読みやすいので
興味がある方はぜひ読んでみてください。