何事も復習が大事!(その2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの矢島です。
一生懸命思い出そうとして、思い出すことのできなかった記憶があったとします。
その答えを聞いて、「ああ!!それだ!!」という、
一種の感動のようなものが込み上がってきます。
この感動のようなものが、復習にとっては非常に重要なのです。
つまり、復習は「忘れかけた時」がもっとも効果的だといえるのです。
全国屈指の名門校・開成高校で、学年1位を取ったことがある繁田和貴さんは、
雑誌「螢雪時代」の2011年11月号の中で、次のように述べています。
―インプットされたばかりの知識は非常にもろいので、
1日後という早めのタイミングで一度復習を入れます。(中略)
ここでの「復習=思い出し」の作業によって、記憶が強化されます。
つまり、忘れにくくなるのです。
次の復習はその翌日にやっても効果的ではありません。
一度復習を入れたことで忘れにくくなっている記憶は、
もう少し「寝かせて」からお手入れしてあげた方が、
(1)復習効果を高められる
(2)復習回数を減らせる という2点で有意義なのです。
つまり、復習は少なすぎてもいけないが、多すぎてもいけないのだということです。
1教科あたり復習の回数が減れば、より多くの教科を効率的に勉強することができます。
私自身がオススメしたいのは、寝る前の5分間にノートを枕元において、
「今日はこの範囲」と決めてやってほしいと思います。
すべての範囲を勉強する必要はありません。
また、同じ範囲を毎日繰り返す必要もありません。
最大の留意点としては、その日一番「忘れているな!」と思うところを、
重点的に復習してもらいたいと思います。
忘れているところは、「また復習しなおすの~?」と敬遠しがちでしょうが、
それではいつまで経っても、新しい知識を蓄積することはできません!
しかし一度覚えて、「復習」を効率的にする中で、
その記憶を保たせることができるのだと思います。
僕も学生時代、思い返してみれば、復習することがとても苦痛だったのですが、
今思えば、「復習の仕方が間違っていたんだなぁ」と反省しました(笑)。
皆さんも、効率のいい復習を心がけて、楽しく勉強して行ってくださいね!
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 矢島