広告の表現に学ぶ(その2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの矢島です。
それでは、「AIDMA」についての説明を詳しくさせて頂きます。
「A」…attract、これは「注意をひく」を意味します。
例えば電車の中刷り広告の場合、何気なく電車を眺めている時に、
おや?と目に止めてもらえる見出しや写真を載せられているかが重要になります。
「I」…interest、これは「興味を持たせる」を意味します。
せっかく目に止めてもらっても、その内容が興味を持てるものでなければ、
「ふーん」だけで終わってしまいますよね。
これは、先ほど説明した「ボディーコピー」が重要な役割を担っていて、
さらにその広告を見てもらえるよう、興味深い解説が必要になるのです。
「D」…desire、つまり「欲望を起こさせる」ということです。
広告を見て、食べたーい!とか、欲しい!など、
相手の購買意欲をくすぐるような内容でなければ、効果は上がらないでしょう。
「M」…memory、つまり「記憶させる」ということです。
いかに印象に残る広告であるか、というのはもちろんのこと、
商品を売りたいのであれば、その名称が記憶できるような広告でなければなりません。
相手の記憶にしっかりと残る、わかりやすい広告が重要です。
「A」…act、最後に「行動を起こさせる」ことが大切です。
最終的に広告を見て、物を買うか、また行動に移すかというのは相手次第です。
仮に大きなイベントを企画し、それを広告として載せる場合、
日時・場所が明確に書かれていなければ、「どうすりゃいいの?」という状態になります。
この広告を見て、「相手にどのように行動してほしいのか」を考える必要がありますね。
以上の5つの鉄則は、広告のみならず、文章表現としても、
相手とコミュニケーションをとる上でも、非常に大切な部分です。
次回の授業では、生徒に一ツ葉高校の「キャッチコピー」を作ってもらう予定です。
どんなコピーができるか、今から楽しみです!(笑)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 矢島