ビリビリのハート
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 伊豆丸です。
「形あるものはいつか壊れる。」とよく言いますが、先日私が大事にしていた時計が壊れてしまいました。大事にしていたものなので、壊れた時はかなりショックでしたが大事にしていたものなので修理をしてまた使えるようにしました。使い始めてから年数が経っていますので少しボロが出ていますがこれからも大切に使い続けようと思います。
さて、そんな中小倉キャンパスではこんなものを使った授業を行ないました。
はい。ハートです!
このハートを使って言葉の授業をしました。「ハート=自分の分身」ということでまずは自分の好きな色にこのハートを着色してもらいました。
そして、自分のハートに愛着が出てきたところで次はペアを組み、互いの良い所を言い合ってもらいました。その際に相手から言われて嬉しかったことは自分のハートに書き込んでいってもらいました。すると、ハートが嬉しい言葉で一杯になる生徒が多数いました。
しかし、授業はこれで終わりません。
今度は相手が傷つく言葉を言いあってもらいました。もちろんペアの相手個人を攻めるのではなく、「一般的に言われたら傷つく言葉」というルールの下、互いに言い合ってもらいました。そして、もし相手から言われた言葉で嫌なものがあったら自分のハートを破っていってもらいました。
気付くと生徒たちが一生懸命に作ったハートはビリビリに…。
そして最後にビリビリになったハートを元に戻すように指示を出しました。ところが、ビリビリになったハートはなかなか元に戻す事が出来ません…。
と、悲しい感じになりましたが今回の授業では「言葉」の重要性を生徒に分かってもらうために実施しました。言葉は相手を喜ばし、幸せにする力があります。しかし、その一方で相手を傷つけてします可能性もあるのです。そして傷ついた心は今回の授業のハートのようになかなか元に戻すのが難しいこともあります。
ただ、仮に傷ついたとしても時間をかけ、周りの人の協力があれば元に戻す事が出来るということも同時に理解しておかなければいけません。
なのでベストは相手を傷つける言葉を必要以上に言わないこと。万が一傷つけてしまった場合はその相手の傷が癒えるように支えてあげること。この2つを忘れないで下さいね!
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 伊豆丸