みんなの知らない私の日課
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパスです
こんにちは、小倉キャンパスの柳尾です。
本日はポカポカ日和でした。教室内はなんだか静かな感じで、のんびりとした空気が流れていました。今日は独自ネタでいこうと思います(笑)。
突然の話題ですが・・・、
数年前、テレビで『穴に落ちたイノシシを助けた』というニュースをやっていました。北九市内のある所でしたが、なんでも二匹のイノシシが住宅地に程近い山際の大きな窪みに落ち込んで這い上がれないでいるのを誰かが見つけて、警察と消防を呼んで助け、無事に山に返してあげたた。あーめでたし、めでたし!!そんなニュースでした。なんて優しい人たちなんだろう。それは美談として報道されていました。確かにいいニュースではありましたが、私はちょっと複雑な思いでした。
というのは、私は実は兼業農家をしているのですが、毎年毎年、イノシシによる農作物の被害がとても深刻なのです。明日収穫しようと思って楽しみにしていたお芋やカボチャやタケノコなどを本当に根こそぎ食べ散らかしていきます。それだけだはなくて、その鋭い牙で農道や畑の石垣を破壊したりもします。被害額も相当大きいのです。
近年、イノシシの数は異常に増えている上に大型化もしていて、帰宅途中の道でバッタリ遭遇したりするとかなり怖い思いをします。
イノシシが増えた原因は、人間が自然を破壊しているので餌が不足しているからだとか、山を壊しての宅地造成で動物の領域に人間が入り込んでしまったからだとか、色々言われています。でも現場にいる私が感じていることは、農村部 (里山) の人口の減少と高齢化によって空家や耕作放棄地が増えて、そこにイノシシさん達がたくさんやってきている様に思います。しかも、昔の様にイノシシをほとんど食べなくなったため、どんどん増えてしまうんでしょうね。少子高齢化・人口減少と農業離れ・・、結局はそこに行く着くのでは・・。
というわけで、なんとかイノシシからの被害を少しでも避ける為に防止柵を設置しているのですが、何百メートルも設置しなければならない為、市販されているものを買うと大変な高額になるのです。
そこで、豊富にある竹を利用してイノシシ避けの柵を作りました。 これです!!
杭も含めて全て竹で作っていますので、製作費はゼロ円です!
とは言っても作業は大変です。山から竹を切り出してきて、その竹を板状に割って組んでいくのは、慣れないうちは非常に手間がかかりました。が、しかし慣れてくると2メートル設置するのに30分くらいでできる様になりました。朝の出勤前にも毎日頑張って作製しています。今では総延長300メートルくらいの長さになりました。
少しずつでも毎日コツコツと何かをやっていくと、いつか必ずは成果が出てくると思いま す。
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス