たまには和歌でも・・・
通信制高校 一ツ葉高校熊本キャンパスの岩本です。
突然ですが、高校生のみなさんは『新古今和歌集』を知っていますか?『源氏物語』の作者として有名な、紫式部が読んだ歌「めぐりあひて 見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし よわのつきかな」などが収録されている鎌倉時代初期の勅撰和歌集です。今日は『新古今和歌集』が完成したとされる日なのです。ちなみに、紫式部の「めぐりあひて…」の歌は百人一首にも採られていますので、知っている人が多いのではないかと思います。特に熊本キャンパスでは百人一首大会もしたので、記憶に残っている生徒もたくさんいるでしょう!
文系大学志望の生徒たちは古典の文法や読解などの学習も日々頑張っていますが、その他にも文学史の学習も必要になります。今回話題とした『新古今和歌集』は、『古今和歌集』以降の8つの勅撰和歌集「八代集」の最後になるものとして有名です。よく覚え方を聞かれる文学史ですが、最後に「八代集」の覚え方を紹介しますね。最初に『古今和歌集』最後に『新古今和歌集』を置き、その後囲碁をしたい高校生をイメージしてください。
『古今和歌集』、『後撰和歌集』(「碁せん?」)、『拾遺和歌集』(「しゅーい」《しようよ》)、『後拾遺和歌集』(「碁しゅーい」《碁しようよ》)、『金葉和歌集』、『詞花和歌集』、『千載和歌集』(「金曜しかせん」)、『新古今和歌集』→これで8つ、「八代集」です。
他にもいろいろあるみたいですが、私は高校生の頃に先生からこれを聞いて覚えました。他の重要事項も、覚えやすいように工夫してみましょうね!尋ねてくれたらいくらでも教えますよ~!
通信制高校 一ツ葉高校熊本キャンパス 岩本