生命の源
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松下です。
水の惑星と呼ばれる地球は約70パーセントが海で占められています。
地球はおよそ46億年前に宇宙に誕生したのですが、
微惑星という小天体が衝突や合体を繰り返したことにより、現在の大きさにまで成長しました。
誕生したばかりの地球には、液体の水はありませんでした。
代わりに、微惑星が衝突するときにたくさんの熱が発生したことで岩石が溶け、
それがマグマとなったものが海をつくっていました。これをマグマオーシャンといいます。
では、そのとき水はどのような状態であったかというと、気体です。
原始地球の表面はマグマの熱と大気中に大量にあった二酸化炭素による温室効果で、
非常に高温であったため、水は気体である水蒸気(雲)として存在していました。
二酸化炭素は、地球が太陽から受け取ったエネルギーを宇宙空間に放出することを妨げるため、その状態が農業で使われているビニールハウスのような温室と似ていることから、
二酸化炭素を温室効果ガスと呼んだりします。
その後地球が冷えていくにしたがって、大気中にあった水蒸気は雨となり、
海ができたといわれています。他の太陽系の惑星をみればわかるように、
現在確認されている限りでは、生物が存在しているのは地球だけです。
お隣で同じように太陽の周りを回っている惑星の金星は、非常に高温で海も存在せず、
とても生物が生きられるような環境ではありません。
色々な偶然が重なって、地球に生命が誕生したんですね。
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