立川キャンパス ブログ

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  1. シャーロックホームズの時代背景

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松嶋です

    前回、昔に書かれた本を読むときは、書かれた時代を背景にして
    読む必要があることを言いました。
    また、そうすることによって、当時の社会状況が良くわかることも言いました。

    では、私は、『シャーロックホームズ』から
    20世紀初頭のイギリスの社会状況をどのように読みとったのでしょうか。

    まず、最初に驚いたことが、
    シャーロックが麻薬を使っているにも関わらず、社会的に普通に生活していることです。
    もちろん、麻薬を使うことはいけません。その点は、今も昔も大きく違いません。
    たとえば、相棒ワトスンは何度もシャーロックに麻薬を止めるように注意しています。

    しかし、麻薬を使ったからといって、社会的に排除されたりはされていません。
    その点が今とは違いうような気がします。
    やはり、昔は麻薬使用者が社会の中で多く存在しており、そのような人達がいることは、
    「普通」な感覚なわけです。
    しかし、現在では麻薬使用者は「異常」で社会的に排除されていく傾向にあります。
    そう考えると、現在と昔は違いますね。
    繰り返しますが、麻薬をつかうことは「ダメ絶対に」です。

    また、驚いたことがお酒(ウィスキー)の使い方です。
    現在だとウィスキーといえば、お酒として飲みますが、
    20世紀初頭のイギリスでは薬のように飲んでいます。
    病人や弱った人がいると、まずはウィスキーを飲ませる描写があります。

    当時の感覚で言うとウィスキーは薬だったわけです。
    もちろん、現在ウィスキーはお酒ですので、20歳になるまでは飲まないよいうに。
    このようにして見ると、現在とはだいぶ社会状況が違いますね。
    そのような視点から、昔の作品を読むのも楽しくないですか??

     

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    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 松嶋

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