知識は身を守る
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松下です。
休み時間の立川キャンパス。
生徒はそれぞれ、好きなことをして時間を潰しています。
お喋りをしたり、マンガを読んだり、ゲームをしたり。
今日は、楽器を弾いている生徒もいました。
しかし、その中でも一番多いのは、スマートフォンをいじること。
私が高校生の頃はスマートフォンなんてありませんでした。
その代わり、フューチャーフォン(ガラケー)は、
同世代の人たちはほとんど持っていました。
私立の高校だったので携帯電話の持参は禁止されていましたが、
紙にメールアドレスを書いて交換するのが流行っていました。
いまでは、考えられないほどアナログな方法ですよね!
「時代は変わりましたね~」と、こんな話を私より10歳くらい年上の人にすると、
「うちらの時代はポケベルだった!」と突っ込みを入れられることもしばしば。
先端技術は日進月歩です。
スマートフォンは非常に便利なものです。
メール、電話の機能はもちろん、
ガラケー時代から大きく変わったのが、インターネットです。
ガラケーでもインターネットで色々な情報を得ることはできましたが、
スマートフォンが普及してきた現在では、
より多くの情報を得られるようになりました。
立川キャンパスでも、調べ物学習の際に、
スマートフォンを活用している生徒が多くいます。
しかし、情報が溢れている時代だからこそ、
その情報が正しいのかを判断する能力や、
情報を使いこなす能力が求められます。
これを情報リテラシーといいます。
社会と情報の授業を受けたことがある人は、知っているかもしれません。
インターネットで検索したときに出てくる情報の中には、
正しくないこともいっぱいあります。
すべて鵜呑みにするのではなく、良く考えてから利用するようにしましょう。
また、スマートフォンに関してもう一つ注意すべきことがあります。
それは、GPSです。言葉くらいは聞いたことがあるかもしれません。
GPSはGlobal Positioning Systemの略で、
人工衛星によって、自分の現在位置を測定するシステムのことです。
GPS機能を搭載したスマートフォンがあれば、
初めての場所でも迷わずに行くことができるし、
カーナビの代わりとして使うことも可能です。
しかし、これは、自分が今どこにいるかが、
リアルタイムで他人にわかってしまうということでもあります。
実際にこれを悪用した事件も発生しています。
GPS機能は、必要ない時にはOFFにしましょう。
また、パスワードは他人が推測できないものにし、
身に覚えのないパスワード変更があったら、
不正なアクセスを疑った方が良いです。
便利なものほど、使用する側の知識が必要であるということですね。
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