成長の秋
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。
「体育祭種目はどうする?」
こんにちは、立川キャンパスの瀬口です。
連日体育祭についてのブログを書いていますが、今日は生徒達と
どの競技に参加するか、何人かと話していました。
出来るだけ希望に沿う形をとりますが、何名かは私からお願いを
しに行く生徒もいると思うので、是非協力してくださいね。
さて、今日のブログでは新しく立川キャンパスの先生として
加わった佐藤先生に書いてもらいました。
それでは佐藤先生お願いします。
「人のいいとこを見つけよう!」
始めまして、この後期から立川キャンパスの日本史を担当する佐藤久です。
みなさん、よろしくお願いします!
今日のブログでは私の好きなお話を紹介したいと思います。
皆さんは人はどんな時に成長すると思いますか。
自分より優れた人に感化されたとき、学ぼうと謙虚になったとき
自分の人生を自分で切り開こうと決意したとき
試練に負けずに乗り越えたときなどあると思います。
私は「自分を相対化したとき」ではないかと思います。
自分を相対化するということは自分を客観視すること言っていいかもしれません。
皆さんの中には一流大学に合格する人が必ず出ます。
その時どうしても周りから持ち上げられます。
合格した途端に神様のように祭り上げられて人格が変わってしまう人もいます。
しかし、こうして周りからちやほやされながらも
いかに自分を相対化できるかは、
その人のその後の人生を左右するくらい重要なことだと思います。
それでは自分を相対化する訓練をするにはどうしたらよいでしょうか。
かの松下村塾の吉田寅次郎があれだけの人材を世に送り出すことができたのは、
彼が人の長所を見つける達人だったからだということを読んだことがあります。
自分が藩第一の秀才であるのに人の長所ばかり言っていたというのです。
人の長所を見つけるには自分を捨てなければ目が曇ります。
司馬遼太郎はそのためには心が優しくなければならないと言っています。
日々の生活が順調な人も悩みを抱えている人も、
回りの人を優しい心で長所を見る目を持てば、
色々なことが見えてくると思います。
長所を見るためには自分を相対化しなければなりませんから、
その訓練の場を与えてもらっていることになります。
それによってさらに自分も成長できるのですからこんな好都合なことはありません。
この秋、あなたの家族や友人の長所を一つ見つけて教えてあげてください。
きっといいことがあると思います。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス