好きなもの、あるいはルーデンスの日々
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
みなさんには、ハマっている作品はありますか?
先日も立川キャンパスを歩いていたら、生徒の歓声が。
何かな? とおもったら
ツイステッドワンダーランドというスマホゲームの
キャラが、ガチャ(くじ引き)で当たったのだとか。
推しキャラを当てるのはうれしいものですね。
私たちのころも、
中身のわからない食玩を買ったりして楽しんでいました。
カードを引いたり、サイコロを振ったりするのに
喜びを感じるのと同じなのでしょう。
カイヨワによるとすべての遊びは、
アゴン(賭け)、
ミミクリ(模倣)、
アレア(競技)、
イリンクス(眩暈)
に分かれます。
※イリンクスは、音楽フェスなどで没入する感覚のこと。
くじ引きは、この中でもアゴン(賭け)の純粋な形態です。
面白いのは当然です。
くじ引きを利用した面白いゲームには
ファークルやポートランドポーカーなどがあります。
今週木曜日(9月17日)はゲーム大会なので、
ぜひ、こういったものもプレイしていきたいですね。
古来より、くじ引きは神の意志とされます。
室町幕府五代将軍、足利義教が強大な力を持てたのも
くじ引きで将軍となったからだといわれています。
神の意志を引き継いだということで
神の代理人となれるようです。
そんな由緒正しい「くじ引き」に
演出というイリンクスを加えたのがスマホゲームです。
中毒性があるに決まっています。
スマホゲームとは少し違いますが、
私は今、少し前の漫画にハマっています。
ジャンププラスというアプリのキャンペーンで、
いま、「キン肉マン」がすべて無料で読めます。
私が生まれるより少し前が黄金期の漫画なので、
これまであまり読んでいなかったのですが、
読んでみると、これがものすごく面白い。
巷間言われているとおりめちゃくちゃな部分も多いのですが
それを補って有り余る勢いがありました。
面白すぎて、家に帰っても
ずっとキン肉マンを読んでいる日々です。
好きな超人はプリンスカメハメです。
数年前に手塚治虫にはまった時も思いましたが
時代を超えた面白さというものはありますね。
好きな手塚作品は「白いパイロット」と「ハトよ天まで」です。
前には、ホワイトボードとペンを使って
古典小説「水滸伝」について小一時間全力で語ってくれた三年生Aさんもいました。
推しキャラ同士のCPを水滸伝でつくるのだとか。
キン肉マンなどよりはるか昔の作品ですが、
いまでも新しいファンが生まれてくる水滸伝にも脱帽です。
なによりも、嬉しそうに好きなものを語る生徒が素敵でした。
自分より前のものも、
あとの物も、ひとしく楽しんでいきたいものです。
それでは、また会いましょう!