春の夜空
こんにちは!松下です。今年度初のブログになります。私自身が好きなので理科の話が多くなるかと思いますが、今年もたくさん面白いお話をお届けできればと思うのでよろしくお願いします!
暖かくなったり寒くなったり、気温の変化が大きいですね。季節の変わり目だからでしょうか。何だかお天気も安定しません。ただ、晴れた日は新緑が青空に映えてとても綺麗です。これを見るのが私の最近の楽しみでもあります。もう少しすればお天気も安定してきて、空気がすっきりとした心地の良い季節になりますね。そんな季節にぴったりなのが、星空を観察すること。春の星座には色々ありますが、まず見て欲しいのは、春の大三角形です。春の大三角形は、うしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラという星を結んでできます。どの星も明るくて見つけやすいと思うので、よく晴れた夜にぜひ探してみてください。ただ、広い空の中に目的の星を見つけることは、初心者にとってはなかなか難しいかもしれません。最近は空に向かってかざすと星座が画面の表示される便利なアプリがあるので、使ってみてはどうでしょうか。また、4月にはこと座流星群を見ることもできます。4月22日頃に最も多くの流星を観察できるようなので、よかったら夜空を見上げてみてくださいね。
あとこれは春の星空に関係のないことなのですが、先日テレビで面白い話を聞きました。七夕に関することです。七夕といえば皆さんもよく知っている織姫と彦星の七夕伝説がありますよね。この二人は一年に一度、7月7日にしか会うことができないので、何だかかわいそうだと思う人もいるかもしれません。しかし、実は全然かわいそうではなかったんです!織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルという星ですが、寿命は10億年ほど。寿命が10億年の星同士が一年に一度会えるというのは、寿命が100年の人間二人がおよそ3秒に一回の頻度で会えることと等しいのです。むしろ会いすぎというか常にずっと一緒にいると言った方が近いかもしれません。これを知ると、織姫と彦星のこと、ちっともかわいそうだなんて思いませんよね。ただ、この話には実はもう一つ重要なポイントがあります。織姫と彦星は『一年のうち一日』しか会えないということなので、これも人間に置き換えると、3秒に一回会えたとしても会えるのは一瞬よりも短い時間ということになります。ここまで含めるとちょっとかわいそうなのかもしれませんね。