レポート授業ってなんだ!?
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです
こんにちは、立川キャンパスの宇野です。
私は古文の進学授業と国語総合のレポート授業を担当しています。
今日は国語総合についてのお話です!
通信制高校では卒業に必要な単位取得のために、
レポートと呼ばれる課題の提出が必須となります。
そしてレポート授業とは、レポート課題を授業内で扱うことで一緒に完成させる授業。
つまり単位取得に大きな力添えとなる授業なのです!
しかし、授業が目指すところは単位取得のみではありません。
もちろん単位取得そして卒業は生徒たちにとって何よりも大切なこと。
だから授業の最優先事項はレポートを完成させ、
単位取得に必要にな知識を身につけること。
けれども授業の根本にあるのは
「未知を学び、知識を増やし、心を動かしてほしい」
という想いです。
そのため、レポート授業では様々な学びを得られるように工夫しています。
国語総合は評論、小説、随筆、古文、漢文と幅広いジャンルを扱います。
評論であれば論理性(言いたいことがすべての人に伝わるように
筋道だっているということ)について触れます。
人間はテレパシーを使いこなしていませんので、
言いたいことは言葉を使って相手に伝えなくてはなりません。
どう話せば、どう書けば、より正しく伝わるのでしょうか。
これは生徒たちが将来社会で生きていく上で必要不可欠な知識・技術になります。
小説であればとにかく心を動かしてもらいます。
様々な感情を経験してもらいます。
小説の素晴らしいところは疑似体験ができるということ。
先週扱った教材では、主人公が明日から5年間仏道修行に赴くため、
娑婆(しゃば)最後の夕飯を食べるというシーンを疑似体験。
自分だったら何を食べる?
「寿司」が優勢の中、T先生は「豚汁」とのこと!
分かります。味噌と白米を超えるものは存在しないですよね。
でも私は「揚餃子」です(笑)
ある生徒の回答は「とにかく高級なもの」
まぁこれも分かります。
「ステーキ」「卵焼き」「とにかく不健康そうなもの・・・
多くの生徒は5年間日常を離れて修行に行くなんて経験はしないでしょう。
しかし小説を通して疑似体験はできる。
そして疑似体験をしている時に起きた感情は、
きっと心の中に根付き、生徒たちの糧になるでしょう。
古文漢文は昔の人の知恵の塊です。
嫌がられることが多いのですが、
読んでみると「先輩!勉強になります!」と言いたくなることでしょう。
大丈夫です。宇野がそばで逐一解説します。
一緒に何千年も前の世界にトリップしましょう。
さてさてそういうわけで今から国語総合の授業でございます。
なごやかに、楽しく、そして何より学び豊かに!
授業はいつでも一期一会。
私と教材と生徒の皆さん。
たった一回の出会いによって、どんなシナジー(相乗効果)が生じるでしょうか。
楽しみで仕方がない授業前なのでした。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス