残暑のなか
立川Cで進学英語とESL・ディベートを担当している西澤です。
残暑ですね。 朝晩は肌寒くなったと思ったらまた暑さがぶり返したりするこの頃です。 最近の立川キャンパスは、エアコンの工事中で一層暑いです。。。
さて、日本は南北に長く温帯に属し四季の移り変わりがはっきりしている自然に恵まれた国です。
春夏と色づく草花、青々とした木々。
秋には紅葉落葉、四季それぞれの旬の食べ物、そして、、、虫の鳴き声で四季を感じることができる日本は珍しい国の一つです。
虫の鳴き声については、我々日本人は特殊なとらえ方をしていると言われています。
虫の鳴き声を “音”つまりノイズの一つとしてとらえずに、“声”つまりセリフのようにとらえていますね。
そのようなとらえ方をするのは日本人くらいだ、とも言われます。
ミーンミーン ミンミンミン ミーン (ミンミンゼミ)
ホーシーツクツク ホーシーツクツク (ツクツクボウシ)
カナカナカナカナカナー (ヒグラシ)
チョンギーッ (キリギリス)
チンチロリン (マツムシ)
、、、、 小さいころから親に、あの鳴き声はxxxっていう虫だね?と教育されたからでしょうか。 風情がありますよね?
ヨーロッパ人、アメリカ人に虫の鳴き声についてきいてみてください。
たぶん日本人は昆虫博士か?といわれるかもしれません。
それくらい彼らは無関心ですから。
海外から日本へ戻ると成田空港や羽田空港から都心に入る間にどんどんと心が日本化していきます。 その最も大きなきっかけは都会で聴き慣れた様々な“音”です。
鉄道、地下鉄などの駅での音楽とメッセージ(まもなく電車が参ります。危険ですから黄色い線の内側に立ってお待ちください)
横断歩道での通行ガイドの音( 赤になりました/青です。とうりゃんせとうりゃんせ)
ほかにも、各デパートの店外への宣伝広告、駅前の宣伝(行政からのメッセージ)、 コンビニに入った時の音楽、スーパーマーケットやデパートの中のお客さんむけの音楽などなど。
つぎから次へと電子音や音楽、メッセージで街は溢れています。
発信する音は電子音や録音メッセージや楽器の進化含めてどんどん変化してきていますが、聞き手の人間の感受性や想像性は何100年もかわっていないのかもしれません。
1200年以上前の万葉集にも秋のコオロギの鳴き声に聞き入る歌があるとききました。
1000年前の日本人は十五夜 ススキでコオロギの鳴き声をどうきいたのでしょう。。。
西澤 /立川C 進学英語、ESL・ディベート担当