闘志は内で燃やすタイプ
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。
こんにちは、立川キャンパスの宇野です。
天気予報を見ると、もうあの項目が始まっていますよ。
「花粉の飛散状況」
こんなに寒いのに、スギってやつは元気だのう。
植物とは激しい動きはしませんが、人間の想像を超えた生命力を有しています。
屋久島の屋久杉は樹齢2000年越えです。
「あはれ」や「をかし」の時代。
平安時代から生き続けているのですよ。。
世界に目を向けるとアメリカのユタ州には樹齢約8万年のポプラがあるそうです(ネット情報)。
もうポプラというよりポプラ様です。
人類がホモ・サピエンスから進化していく過程をすべてご覧になっていらっしゃる。
同じくアメリカにあるセコイアは高さ80メートルを超えるそうです。
一番高いセコイアは115メートルを超えます。
ビルでいうと約30階です。
おそらく展望台とかが付くレベルです。
日本でおなじみの竹は成長期は一日に1メートル以上延びる個体もあるそうです。
竹取の翁「さぬきのみやつこ」さんがあと数日でも竹に気付くのが遅ければ、
かぐや姫はとんでもなくジャイアントな存在になっていたことでしょう。
我が家の実家にある柿の木もすごい生命力です。
与えているのは雨水のみ。基本放置。
しかし、毎年百個以上の柿を実らせます。
しかも2リットルペットボトルと同じくらいの細っちい幹。
どこにそんな力があるのでしょう。
毎年驚愕します。
そして一ツ葉高校立川キャンパスに鎮座する彼もまた、知られざる力を蓄えたタフマン。
彼はA教室の後ろにいつも立っております。
しかし、立ち方のクセがスゴい。
伸びに伸び、伸びすぎて天井に激突。
しかし成長をあきらめなかったタフマンは、そこから斜めに方向転換。
今度は壁にも激突し、なおも葉を茂らせて次の成長の余地を探っています。
お主、次はどこに行くのかえ?
授業をしながらいつも気にかけております。
派手な行動に示さなくても、実は内に激しい生命力を秘めた植物たち。
人類もあやかりたいものです。
一時のパフォーマンスではなく、継続的に淡々と積み重ねていく姿勢。
何年も何千年も歩み続ける姿勢。
斜めになってもぶつかっても、太陽光が不十分になっても、雨水しかなくても、
粘り強く、どこまでも意思を貫いて育ち続ける姿勢。
セコイアのようにポプラのようにスギのようにタケのように。
立川キャンパスのタフな観葉植物。
ひっそり立っているので注目している人は数少ないかとは思いますが、
ぜひ彼の立ち姿を目に焼き付けて。
一歩一歩歩んでいってほしいな、と思う今日この頃です。
書き手:宇野
好きな花:カスミソウ