校則と学校生活
皆さんこんにちは
通信制 一ツ葉高等学校
立川キャンパスの野口です。
予報を裏切って立川を襲った
大雪を乗り越えて、徐々に
春の訪れを感じるようになってきました。
立川キャンパスでは、レポートと
単位認定試験を終えた後にも
沢山の生徒が元気に登校しています。
皆さんは学校を選ぶ際に何を重視していますか?
最近、学校を選ぶポイントとして実は重要なのではない
かと思っているのが、校則の内容です。
一ツ葉高校には、校則がありません!
全日制の高校にありがちな
髪色やメイクに関する校則や
ゲーム・マンガの持ち込み禁止などの校則もありません!
中には、「校則がないと荒れてしまうんじゃないの?」
と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
そのように考えるのも無理はありません。
しかし生徒にとっては、校則がないことで
学べることが沢山あるはずです!
近年、「ブラック校則」という言葉
をよく聞くようになりました。
理不尽な校則や、校則違反に対する厳しすぎる罰則が
テレビやSNSでたびたび話題になっています。
「理不尽」というのがどの程度を指すのかは、
かなり難しい問題です。
なぜなら、校則の内容は学校の教育理念や
地域性に大きく関わっているからです。
地域や学校の自主性を軽んじるわけにはいきません。
そのため、「全国一律のルールを作って
ブラック校則をなくそう!」というのは、
かえって学校の特色をなくしてしまう
ことになってしまうかもしれません。
校則に関しては課題だらけなのです…
昔カナダの学校に見学に行った際に、
日本の学校とは大きく違う光景に驚きました。
色々な髪色や髪型の生徒がいて、
休み時間や授業中にお菓子を食べたり、
学校の外にランチを食べに行ったり…
生徒たちはかなり自由に過ごしているように
感じました。
そんな環境でも、授業時間に遅れたり
お菓子のごみを放置するような生徒は
いませんでした。
生徒たちは、そのルールの下で
生活を律するすべを学んでいるのです。
「授業中にスマホを見るのは悪いことだ」
だから「スマホの持ち込みを禁止しよう!」
このようにルールを作って、従わせるのは簡単です。
しかし、休み時間に友達と写真を撮ったり
連絡先を交換して友好を深めたりする
機会が失われてしまいます。
自分の好きな格好や趣味をただ諦めるのではなく、
いかにして勉強や仕事と折り合いをつけるのか…
一ツ葉高校の生徒にはそれを学んでほしいと
思っています。
身の回りのルールについて学んでおくことは、
年齢を問わず大事だということを実感しています。
野口