立川キャンパス ブログ

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  1. 高校生が考えたい「自立」講座

    こんにちは、立川キャンパスの宇野です。

    宇野は「現代の国語」というレポート授業を担当しております。
    こちらのレポート、第六回(最終回)のテーマは「自立」!
    前期を締めくくるにふさわしい内容でした。
    高校生になると、ヒタヒタ忍び寄ってくる「大人になる」という感覚。
    でも「大人」って何なのでしょうか?
    日本の法律的には、18歳になれば「大人」扱いがなされるのかもしれません。
    しかし、実質的には18歳になった瞬間に「大人」に変身するわけはない。
    これは、宇野の個人的な考えですが、
    「大人」とは「自立した人間」のことを言うのではないでしょうか。

    こんなことを言うと
    「誰にも頼らずに自分のことを全部自分で出来なければ大人になれないのか!」
    と焦ってしまうかと思います。
    しかし、そんなワケありません!
    だって自分のことを全部自分でできる人なんて、この世に存在しないから。
    例えば宇野は家賃を主人に払ってもらっています。
    つまり住環境を主人に頼りきっているわけです。
    一方で主人は料理をしません。
    つまり食生活を宇野に頼りきっているわけです。
    ドラゴンボールで言えば、フリーザを追い詰めたのは悟空ですが、
    とどめを刺したのはトランクスです。
    悟空はトランクスがいなければフリーザを討伐できなかったから、
    自立した戦士ではないのでしょうか。
    オリンピック選手にはたくさんのトレーナーや栄養士、サポーター、支援企業がついています。
    ではオリンピック選手は自立した競技者ではないのでしょうか。

    シンプルな格言になってしまいますが、
    「一人で生きていける人間など一人もいない」
    自立とは、自分のことを全部自分でできるようになることではない。
    「必要な時に誰かの助けを借りられる」そして
    「必要な時に誰かに助けを貸せる」これこそが自立な気がします。

    何かできない時に「助けて」というのは、いささか恥ずかしいかもしれません。
    しかし、「助けて」と言えずに状況を悪化させる方がよくありません。
    大丈夫!世の中には「助けて」の発信を受診することができる、
    自立した大人がたくさんいます。
    宇野は毎日毎日たくさんの人に助けられて生きていますが、
    まったく恥ずかしくありません!
    その分自分が助けられるときに誰かを助ければいいのです。
    世の中も持ちつ持たれつ。
    寄りかかったり寄りかかられたり、支えたり支え返したりして、
    なんとなーくまーるくできているものなのです。
    肩ひじ張って「何でもかんでも完璧に出来なきゃだめだ!!」
    なんて思う必要はありません。

    ゆったりとしたギブ&テイク
    「頼り・頼られる自立」を意識しながら、
    ぜひぜひ夏休みに自信の進路を考えてみてくださいね!

    書き手:宇野
    好きなドーナツ:ダブルチョコレート

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