文化遺産マチュピチュ
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの比嘉です。
今日の英語の授業では、ペルーのマチュピチュ遺跡についての文章を読みました。
本文ではマチュピチュが1911年にアメリカの歴史学者(ハイラム・ビンガム)によって
発見されて「眠り」から覚めたとだけ書かれていました。
標高2400メートルにある素晴らしく高度な建造物のために、今は文化遺産となっている
マチュピチュですが、その歴史を紐解いてみると暗く悲しいものです。
16世紀の始めにスペインから植民者たちがやってくることから、マチュピチュの悲劇は始まります。
この時代のことは、世界史で大航海時代として習った部分と重なると思います。
この時代にスペイン人達が持ち込んだ天然痘によってインカの王様が亡くなり戦争になります。
南米のネイティブアメリカン(もともと南米大陸に住んでいた人々)の人口は、
ヨーロッパ人との接触(天然痘、麻疹といった病気)によって激減したと言われています。
英語の題材で扱われていたマチュピチュですが、そこで文法事項や単語を学ぶだけではなく、
例えば歴史的な事実をそこから探るとさらに視野が広がると思います。
このあたりの話題はベストセラーにもなった『銃・病原菌・鉄』でも論じられているようです。
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