日本人で良かった
雨が増えた昨今、外に出るのも益々おっくうに…
そんな時こそ、トランプ!
トランプと言えば、大富豪!!
キャンパスで大富豪を広める会の会長を勝手に襲名しました、本山です。
高校生の時から、人が集まると言えばトランプで大富豪を続けてきましたが、
今時の高校生がこんなにもルールを知らないとは…衝撃。
普及に尽力し、徐々にですが確実に、
大富豪の輪を広げつつあります…
横浜キャンパスと言えば大富豪!!な勢いの予定ですので、
スクーリング時には大富豪の花を咲き乱れさせてみせましょう!!
今日の昼休みもみんなで大富豪!!でしたが、
先生二人が連続ワンツーフィニッシュという大人げなさ…
ま、勝負の世界は甘くないですよね…😏
ということで、今日は私とフィニッシュを決めてくれた江上先生に、
ブログをお願いしたいと思います!
関東もついに梅雨入りし、めっきり過ごしにくくなってきました。
横浜キャンパスにて国語を担当しているのですが、
古文が苦手な生徒が見受けられるので本日は、
古文の時代の「雨」について話をしたいと思います。
古文単語の雨には
「雨」①雨 ②涙のたとえ、恋の雨という意味があります。
ここ一つ和歌を引用したいと思います。
『おほかたに さみだるるとや 思ふらむ 君恋ひわたる 今日のながめを』
訳:あなたは普通の梅雨の長雨と思っているだろうが、
あなたのことを思い続けている私の涙なのですよ。今日の長雨は。
ここから、この歌を解読していきましょう。
和泉式部日記より引用しました。
作者の和泉式部(女)と敦道親王(宮)の恋模様が描かれているのですが、
純粋な恋愛日記ではなく、大人の複雑な話になっています。
作者は歌人として名高かったのですが、恋多き女性としても有名でした。
作者は宮の兄、為尊親王に恋をしていましたが、
その為尊親王が亡くなり悲しみに暮れていた時、
宮より文が届き、しだいに恋仲になってきました。
前後をかいつまんで話をしてみると
「作者は雨が続く空を見て好きな人のことを考えていました。
世間は恋多き女性なんて言ってくるしひっそりと静かに暮らしたいわ」
なんて思っていたところ、この和歌が宮から送られてきました。
ベストタイミングで送られてきた和歌に、作者は
「この雨は、私の身の程を知らせる雨で、
世間でいろいろなことを言われて辛いからこの雨で私を流してほしいわ」
と返事をしたところ、
「身を捨てるのはいけません!雨はあなただけに降っているわけではありません!」と宮よりさらに返事が来ました。
宮は作者のことが大好きだったというのがひしひしと伝わる内容ですね。
さらに、作者が恋多き女性になる理由も見えてきませんか?
か弱い女性を男は守ってあげてくなり、どんどんハマっていきます。
それを女は自然にやってしまう、天性のモテる女性だったのでしょうね。
雨にも風情がありますよね。
その時代、今よりもっと梅雨なんて鬱陶しい季節だったと想像できますが、
雨でこんなに素敵な歌を詠めるなんて、昔の人はどんなことも
“楽しむ”ってことを知っていますよね。
コロナ禍の今だからこそ、何か少しでも楽しむことを見つけたいですね。
通信制 一ツ葉高校 横浜キャンパス