風水害体験ツアー
一ツ葉高校 横浜キャンパス 柴田です。
前回に続きまして、今週、来週の
アクティブラーニング期間の様子をお伝えします。
9月15日(木)は横浜市民防災センターに行って
風水害体験ツアーに参加いたしました。
中学生対象のプレスクールの振替日だったため、
中学生も一緒に体験に参加しました。
キャンパスから徒歩5分ほどなので、
皆で歩いて向かいました。
コースの内容は
・風水害が起きたことを想定した体験
・災害対策の重要性を確認するビデオの試聴
・自宅/学校の危険度の確認、災害時の計画(マイタイムライン)の作成
・災害時の共助について考える
以上大きく分けて4つを行いました。
まずは「風水害が起きたことを想定した体験」では
代表者がモデルルームのような部屋に入って、災害を体験します。
テレビから大雨洪水警報が流れ、警報レベルが発表され、避難指示が出せれました。
放送等で、指示があったのですが、停電も起こってしまい、
脱出することができなくなってしまいました。
「脱出しなきゃって気づいたんだけど、手遅れでした」と言うように
優秀な生徒もおりました。
私はただただ、立っていました。
でも今なら、色々なものを体験して、
学習したので、しっかりと逃げられる自信があります。
その後は実際に水害が起きた際にはどのような水位になるのかを、
VRで体験しました。
身体ほとんどが水に隠れてしまうことが分かり、
また漂流物が流れてくるような状況では生き残ることは難しいため
避難の大事さを痛感しました。
また、映像でも避難せずに助からなかったエピソードと
早めに避難をしたから助かったエピソード両方を試聴し、
水害体験と同様に避難の重要性を再度確認することが出来ました。
その後は災害に備えて改めてできることを確認しました。
災害の前からできること、警報のレベルに沿ってしなくてはならないことまとめた
マイタイムラインを作成しました。
自宅が安全なのか、そうでないかをハザードマップで知ることが
普段できることの第一歩です。
横浜キャンパスは0.5mまで浸水する場所にありましたが、
9階に位置しているので、浸水の心配がないことが分かりました。
その場合で大雨注意報などの発令時には、
・停電の恐れがあるためスマホの充電をする
・窓が割れる恐れがあるため、備品を安全なところに確保する
などが必要とのことでした。
今回参加していない人も是非、ハザードマップを確認して、
自宅で待機した方が良いのか、避難した方が良いのかを
調べてみてくださいね。
自分の避難計画が出来た後はどのように共助をできるか考えました。
講義をしてくださった人も
「正解はない」と言っていましたし、
参加してくれた人の中には「まずは自分の安全を確保したい」と言っている人もいて、
本当にそうだし、難しい問題だと思いました。
ですが、これも今までの体験と同様、準備していること、
知っていることが大切だと思いました。
今回は想定された状況で考えましたが、皆さんの実生活に当てはめて、
何ができるか考えてみてはどうでしょうか。
私は実は水害の被害は自分には関係のないものだと思っていましたが、
横浜でも5m以下の浸水は起こることを知り驚くと同時に、
私と同様に知らない人も多いのではないかと心配になりました。
まずは危険を知り、出来る対策をすることが大切です。
参加してくれた生徒の皆もこれを機に家族とできること、
しなければならないことを話し合ってみてくださいね。
今日の格言:「いのちをまもれ」
通信制 一ツ葉高校 横浜キャンパス 柴田