英語の勉強法① -1年間の勉強の指針-
通信制 一ツ葉高等学校 横浜キャンパスです
こんにちは!
一ツ葉高校横浜キャンパスの小川です!
今週から何度かに分けて、英語の勉強法などについて書いていきたいと思います!
まずは1年間の勉強の指針として、4~5月にやるべきことにかんして触れていきます!
大学受験のための英語の勉強として、最初に全学年共通でしておくべきことは、
「英単語を覚えること」「英文法・語法を進めること」です。
なぜなら、あらゆる文法・読解の学習においても、
英単語の意味が全く分からなければ、そもそも勉強を進められないからです。
まず、英語の勉強には4種類以上の「やること」があります。
「語彙」「英文法・語法」「英文解釈」「英語長文」
(+「英作文」「リスニング」「スピーキング」)の4~7種類で、
これらは人によって、志望大によって、時期によって重点項目が異なります。
受験生の場合、まずは、英文法・語法の勉強と並行して、
1か月で500-1000単語くらいは覚えるペースで、
高3の5月までには一般的な英単語帳を一冊終わらせましょう。
英単語は書いて覚えるのはやめて、何度も英語→日本語の順で音読することで、
1日で200語「うろ覚え」するのを何セットも繰り返して覚えるとよいです。
これなら1時間くらいで終わるので、「単語ごときに1時間もかけたくない」
と思うかもしれませんが、
「単語ごとき」この時期に早く終わらせて、
より効率のいい学習を目指すほうがハッピーです。
これで大体2000語程度は頭に入っている状態を作って、
英文法・語法の学習ではそれのみに集中できるような体制を整えましょう。
また、英文法は「英語の文が記述される際のルール」であり、
これの習得なくして英語を読んだり書いたり喋ったりするのは不可能です。
不可能というよりは、英文法を学んだ場合に比べて果てしない時間がかかる、
と言ったほうが正しいかもしれません。確かに英語の文章を闇雲に読んだり
聞いたりすれば、いつかはできるようになるかもしれませんが、日本にいる
限りその「いつか」は一生来ないと思います。英文法の学習は、英語の学習者
を苦しめるためにあるのではなく、めちゃくちゃ楽にするために存在するので、
安心して英文法を学んでください。
単語が終わったら、文法・語法と並行して、今度は「英文解釈」というジャンル
の勉強を中心に据えます。このジャンルは「短めの英文、構造が複雑な英文を、
正しい構文をとって正確に訳す」ことを目指す学習です。これを疎かにしてしまうと、
大学入試の英語長文において、解答の根拠が明確にならなくなるため、正確な答えを
出せる確率が上がらないまま入試を迎えてしまいます。文法・語法の学習も
「解答の根拠を明確にする」ために、
必ず毎回「何を根拠にしてその選択肢を選んだか」
を言語化するようにしてください。
「何となく」は解けていないのと同じです。
「根拠」にこだわった学習が、日本人が英語をできるようにするための近道です。
通信制 一ツ葉高等学校 横浜キャンパス