代々木キャンパス ブログ

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  1. 山月記―無理訳

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの浜田です。

    『山月記』の授業が済んで、レポートの提出を受けました。
    私が高校生のころから、この題材は国語の教科書に載っています。
    当時はこの小説を教訓的に読み取って、
    「世の中は多少間違っていても我慢して謙虚に生きていこう」
    というくらいに受け取ったものです。

    しかし、今の私のように虎になってしまった人はどうすればよいのでしょうか。
    教科書通りの解釈ならば、虎になることを否定的に捉えるのかもしれません。

    しかし、この作品の時代背景を考えるとある部分では、
    結果的に世の中には虎が必要だったのではないかと思うのです。

    偶(たまたま)狂疾に因りて殊類と成る
    災患相仍って逃がるべからず
    今日 爪牙 誰か敢て敵せん
    当時 声跡 共に相高し
    我は異物と為る 蓬茅の下
    君は已に軺に乗りて気勢豪なり
    此の夕べ 渓山 明月に対し
    長嘯を成さずして 但だ嘷を成すのみ

    そこで、作中のこの漢詩の無理訳を皆さんに送ります。

    突然、熱中になるときがやってくる
    病み付きになれば抜け出せないもんだ
    他人とは比べない 俺はもう無敵だ
    点数がどうのってのは昔のこと
    地に足つけて本能のままに生きるぜ
    公用車に乗っていい気になってる奴は
    世の中の何も見えちゃいない
    俺の歌は魂の叫びだ
    虎のようにワイルドに生きていこう!

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 浜田

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