日本人と宗教
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。
朝晩は冬かと思うほど、肌寒くなってきましたね。
それは当然、もう11月も下旬!!12月に入ってしまいます!!
12月といえば・・・・・・
クリスマス!!
生徒の中には、来てほしくない日かも知れませんが、
時間は無常にも近づいています。
(ちなみに、代々木の近くにあるサザンテラスはきれいなイルミネーションが
なされています)。
日本人はクリスマスと聞くと、恋人とすごす日といった感覚を持っています。
しかし、周知のようにクリスマスはイエスの誕生日です。
つまり、イエスの誕生日です。誕生日パーティです。
クリスマスは、キリスト教の宗教的な日なわけですね。
でも、日本ではその宗教的な側面がうまく脱色され、
恋人の日として残っています。
このように、日本は色々な宗教を取り入れています。
たとえば、統計数理研究所の日本の国民性調査によれば、
日本人の28%が宗教を信じている。62%が宗教を信じていない。
との調査結果がでています。
このような調査結果から、日本人は「無宗教」だとよく言われます。
しかし、日本は「無宗教」ではありません。
むしろ、多様な宗教を受け入れながら思想形成をしてきました。
それを丸山真男は「雑居」状態といいました(『日本の思想』)。
日本は多様な宗教が「雑居」しているだけであって、「無宗教」ではありません。
今の私達に求められているのは、多様な宗教への理解なのかも知れません。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋