視覚化して考えよう
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス の丑谷です。
数学において、3次関数のグラフを描くときなど、
まず、グラフの概形を考えることは大切です。
また、2次不等式を、グラフのイメージなしに解くことは、
応用の効かない知識を積み重ねることになってしまいます。
小学生が苦手とする、速さや割合に関する文章題も、
簡単な図を描くことで、情報を整理することができます。
つまり、与えられた問題の内容を、グラフや図に自分で整理することは、
よりスムーズに解くために必要な準備といえます。
数学が苦手な生徒の中には、この作業をうまく進められない者が多い。
「図に表すことができない。描けたとしても、その図に自信がもてないので、
結局、また問題に戻って考えることになり、図を描く意味がない。」
という声をよく耳にします。
実は、現代文の読解においても、「必要な情報を抽出して整理する」ことは、
問題を解く上でポイントとなる作業です。
難しい表現があるとき、その語句の言い換え、説明、例示、まとめは、
必ずどこかに書かれています。
その難解な語句こそが、出題されるキーワードなので、
それを多方面から読み解くことが、正答を導くことにつながるわけです。
数学でも、現代文でも、はたまた社会に出てからも、
「問題のエッセンスを視覚化する」ことが重要ですね。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 丑谷