香り立つ個性
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス の丑谷です。
「典型的な女子高生みたいになりたくない。
どんな髪型にしたら個性的だと思う?」と、ある生徒から質問されました。
一瞬、絶句。
何と答えていいのか、わからなかったからです。
なぜなら、何もしなくても、彼女は十分に個性的だから。
静かに座っていても、辺りに漂う「彼女らしさ」は、消しようがないから。
目立つとか、存在感が大きいとか、そういうことではないのです。
それが、当の本人にはよくわからないなんて!
でもよく考えてみると、思春期って、誰にとってもそういう時期でしょう。
もちろん私も、恥ずかしいくらいそうでした。
自意識のバランスのとり方が、よくわからない。
きっと、そういうときも、周りの大人たちが、
優しく見守っていてくれたのでしょうね。
通り過ぎた後にはよくわかることって、確かにあるのです。
私は、博愛主義者ではないので、一般的に言うことはできませんが、
こと、我が校の生徒に関しては、
どの人にもその人なりの素晴らしさがあると思います。
普段から彼らのことを気にして仕事しているわけですから、
家族や友人たちの次くらいの理解者ではありたいと思っています。
もっと○○になりたい。
自分の○○が嫌だ。
いろいろな葛藤を抱えて日々通ってくる生徒たちに、
「そのままで十分なんだよ。ゆっくり伸ばしていこうね。」と
普段から伝えていくのも、私の大切な仕事だと思っています。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 丑谷