上陸作戦
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 奈良です。
今日の理科総合Bでは前回に引き続き生物進化について学習しました。
海の中で誕生した生物は陸上に進出しました。
進出する過程では、様々な困難がありました。
海から川へ進出するときには「海水」と「淡水」の違いが問題でした。
塩分濃度の違う場所での生活を可能にするため、
まず、川に進出した魚は腎臓・肺を発達させました。
さらに、川の中に生えている草木を押し寄せて進むため、鰭(ヒレ)も獲得しました。
これが後の両腕になるわけです。
そして、ミネラルやカルシウムを溜め込むことのできる背骨を獲得します。
このことによって養分が不足しているときには、
自分自身の背骨に蓄えてあるものを消費して生活することが可能となりました。
水中で進化を遂げた生物はいよいよ陸上に進出をはじめます。
陸上では乾燥と重力が厄介な問題でした。
その環境下でも生活ができるようにするため、
水分が蒸発しにくい物質を体の表面に形成しました。
さらには水中と違って重力がかかるようになったため、
体重を支えるための四肢を発達させる必要があったのです。
次週はいよいよ2足歩行をする、ヒトの先祖様が登場します。
それでは・・・
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 奈良