ギリシャ語で数を数えよう
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの羽鳥です。
今日は、化学の授業で話した、
ギリシャ語の数字とアルファベットの話をしたいと思います。
数字は、文法的には基数詞と呼ばれます。
科学全般に、ギリシャ語の基数詞で数を数えたり物質を命名することが多いです。
例えば、血液がサラサラになる健康食品として結構前から注目されているDHAは、
頭文字の略称で、正式名称はドコサヘキサエン酸と言います。
この化合物は有機化合物と呼ばれる物質で、炭素が全部で22個あり、
炭素同士が2重結合という結合をしている箇所が6か所あります。
ギリシャ語で22のことをドコサと言い、
6はヘキサというのでこういう名前になっています。(Aはacid、酸のAです)
また、キロ、メガ、ミリなどの数え方もギリシャ語由来ですし、
数学で使うπやθなどもギリシャ語のアルファベットです。
ギリシャ語の基数詞は、一般的な日本語でもよく使われていて、
モノレール(1)やトライアングル(3)などはよく聞きます。
アメリカの国防総省のペンタゴンも、5角形なのでペンタゴンと呼ばれます。
このように、科学や数学だけでなく、
ギリシャ語の数やアルファベットは結構身近に使われています。
ギリシャ語だけでなく、日本語になっているものでも外国語が語源というものも多いので、
探してみると面白いかもしれません。
ギリシャ語の基数詞に興味のある人は、
このページがわかりやすいので見てみてくださいね。
http://kaiwa-kouza.com/contents/sub/common/greek.html
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