つれづれなるままに、、、、
通信制高校 一ツ葉代々木キャンパスの高橋です。
今日の古典の授業は先週に引き続き、『徒然草』でした。
『徒然草』は、鎌倉時代末期に兼好法師によって書かれた随筆作品です。
清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と合わせて日本三大随筆の一つと評価されています。
「随筆」と聞くと少し難しい感じがしますが、エッセイのことです。
小話がたくさん入った作品集だと思ってもらえればいいです。
この徒然草も244段、244の小話から成っています。
もともと『徒然草』は兼好が「そこはかとなく」紙にかいては、
壁にはって壁紙としていたものを、後に発見した人が、
現在の順序に並べたものだといわれています。
『徒然草』は、大まかに見て4つの視点から見ることができます。
・ 兼好自身の考え方
・ 習慣、地方のものについての知識
・ 聞き知った出来事を書き連ねた一種の説話
・ ものの、一般的な見方と、それについて著自身のものの考え方「つれづれなるままに」書かれたものなので、このなかに分けられないものもありますが、
たいてい、いくつかの段にまとめて似た様な趣旨のことが書かれています。全段を読む機会はなかなかないと思いますが、機会があれば
4つの視点に注目してぜひ読んでみてください。
現代のわれわれの考え方に通じるものもあったりして
古典がずっと身近なものに感じられるかもしれません。通信制 一ツ葉高校代々木キャンパス 高橋