第5回 奈良のダイエット講座 ―赤筋と白筋―
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 奈良です。
前回は基礎代謝量と筋肉量の関わりについてのお話をしました。
基礎代謝はどうやったら上げることができるのか?
ズバリ、エネルギー消費の多い赤筋を鍛えることが大切です。
身体を早く動かすと白筋が多く使われ、ゆっくり動かすと赤筋が使われます。
身体には白い筋繊維の白筋と赤い筋繊維の赤筋の2種類の筋肉があります。
白筋は身体の表面近くに多く、走ったり、飛んだり、
重いものを持ち上げたり、力を使う運動で働く筋肉です。
赤筋は身体の内部に多く、呼吸のために肺を動かしたり、姿勢を維持するため、
骨を支えたり、血液循環を促すために伸び縮みするなど、生命維持のために働いています。
つまり、赤筋が基礎代謝の筋肉なのです。
しかも赤筋は毛細血管が多く、酸素が豊富に供給されるため、
エネルギーを燃やす力が高く、赤筋を増やさないと基礎代謝はアップしにくいのです。
ゆっくりとした運動を続けると赤筋が増え、エネルギー消費量がアップしますよ。
手軽に赤筋を鍛えるには赤筋の多い場所を集中的に鍛えること、
つまり背中の筋肉を鍛えるといいでしょう。
背骨を支える「脊柱起立筋」は最も赤筋が多い筋肉です。
でも最近は猫背など姿勢が悪くこの筋肉の弱い人が増えています。
弱った「脊柱起立筋」に力を入れ、背筋を伸ばしましょう。
それをするだけでカロリーの消費量は、1.5倍もアップします。
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