今日は暖かいですね
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスです。
「なぞかけ」
おひさしぶりの安藤です。
以前に予告していた、「お笑いで発想力を伸ばす」というテーマについて、
今回は「なぞかけ」の説明をしたいと思います。
なぞかけというと、若い人たちには「落語家さんがやる古い演芸」というイメージがあるかもしれません。
あるいは、2009年にブレイクしたWコロンのねづっちさんを思い浮かべる人もいるかもしれません。
「ミニスカート」とかけて、「結婚式のスピーチ」と解く。
その心は「短いほど喜ばれる」(3代目三遊亭遊朝の作品)
「徹夜」とかけて、「水泳」と解きます。
その心は、「スイマー(睡魔)と戦います」。
このように、「○○とかけて△△と解く。その心は□□」という言葉遊びのことをなぞかけと呼びます。
○○と△△という一見なんの関係もなさそうなものを提示し、共通点として□□を示します。
日本テレビ『笑点』などの演芸番組でやりとりとしてなぞかけを行う場合、
○○という題を与えて、即興で答えさせるかたちになることが多くあります。
いずれにしても、
「よくあんな答えを思いつくな」「難しくて自分にはできないな」と思う人が多くいるでしょう。
しかし、ポイントをおさえれば誰でもできるようになりますし、
むしろ、これができないと大喜利や漫才・コントのいいボケは考えられません。
そこで次回は、このなぞかけのしくみを学んでいくことにします。
お楽しみに!
「iPS細胞の利用と可能性」
こんにちは、羽鳥です。
今日は、iPS細胞に関連したニュースを紹介します。
iPS細胞とは、京大の山中教授中心の研究グループが作った、人工多能性幹細胞という細胞です。
山中教授がこの研究で2012年にノーベル賞を受賞したことは、記憶に新しいですね。
iPSどんな機能をするのかよくわからない人もいるかもしれないので少し説明します。
動物の細胞はそれぞれ組織や器官をつくっていますが、
通常は場所ごとに分化する細胞が決まっています。
すべての細胞に分化できる能力(分化万能性といいます)をもっているのは、
もともとは胚性幹細胞(ES細胞)など生殖細胞由来の細胞のみの能力でした。
iPS細胞は、通常の体細胞をベースとしていながら、
様々な細胞に分化できる能力をもっているところが素晴らしいのです。
生殖細胞を使うのは倫理的に長らく問題視されていますが、
体細胞由来ならこの点もクリアしています。
今日の本題は、このiPS細胞が、
絶滅危惧種の絶滅防止対策に役立てるかもしれないというニュースです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6239594
この研究では、アマミトゲネズミの体細胞からiPS細胞をつくり、
そこから卵子と精子の作製に成功しました。
ラットとマウス以外のiPS細胞からできたのは初めてとのことです。
今回の研究は、絶滅危惧種の保存に大いに貢献する成果です。
iPS細胞の利用は、いままでは再生医療が主軸でしたが、
これからはこのような可能性も出てきたことが素晴らしいと思います。
みなさんも興味があれば見てみてくださいね、では。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス