金曜お待ちかね
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスです。
「イルカの潜在能力」
こんにちは、羽鳥です。
毎回、動物の話をしているような気がしますが、今日のテーマも動物です。
私は海がとても好きで、
いつかスキューバダイビングでイルカと泳いでみたいと思っています。
イルカは人間と同じ哺乳類、
体の大きさの違いだけでクジラと生物学的な分類は同じということは、
知っている人も多いと思います。
陸上動物では、見た目はだいぶ違いますが、カバが一番近い種類らしいです。
イルカは昔から賢い動物だと言われていますが、
日本人の研究者がイルカの言語能力について研究しています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170831-00000039-mai-soci
この研究では、イルカが物と文字をセットで覚えて、
それを指したり対応する音で鳴いたりできるということを実験で証明しました。
物・文字・音声をセットで覚えるのは人間以外で初めてだそうで、
チンパンジーでも無理とのことです。
実験に協力してくれたイルカは、
鴨川シーワールドで飼育されている「ナック」という名前のシロイルカです。
来館者が水中マイクに話しかけると言葉を返してくるそうなので、
シーワールドに行ってぜひやってみたいです。
記事中の村山教授がイルカの研究を始めたきっかけは、
ある映画のイルカに言語を教えるシーンを観たからだそうです。
下記のリンクは村山教授の研究に着目した記事の連載なので、
興味のある人は見てみてください。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/050700006/
私も、ある映画でロボットが人口皮膚の下にある金属でできた骨格を自分で直すのを観て
生命工学をやろうと思ったので、
似たようなきっかけで研究の道に進む人は多いのかもしれません。
いつかイルカと言葉を使って話せるようになったら、海でしゃべりまくりたいと思います。
では。
「金曜お待ちかね」
金曜担当のアンディです。
なぞかけと論理思考はどう共通しているのか。
まず、「たしかに」は「お題」と対応します。
他の人から与えられたテーマだからです。
次に、「しかし」は「~と解く」と対応します。
「~とかけて」と「~と解く」ができるだけ離れた内容であったほうがいいのと同様、
「たしかに」と「しかし」は反対の内容だからです。
論理的思考では、理論と大きくかけ離れた現状を見つけるほうが理論と現状の差異、
つまり、大きな問題を扱えることになるということです。
最後に、「なぜなら」と「その心は」が対応します。
「その心は」は、「~とかけて」と「~と解く」という一見関係なく見えるものの間に、
「その心は、どちらも~でしょう」と共通点を抜き出すものでした。
それと同様に、論理的思考というのも、
「たしかに」の「フリボケツッコミをやっている人」と
「しかし」の「笑いをとれない人」の間に、
「声の出し方が悪い」という共通部分を抜き出すことだったのです。
したがって、なぞかけ・大喜利の訓練をすることは論理的思考の訓練にもなるし、
アンディメモで議論をしたりメカニズムを解明したりすることは
お笑いの訓練にもなるのです。
次週は、漫才と論理的思考に話を広げていきますので、お楽しみに。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス