良い週末を
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスです。
金曜のアンディです。
ネタをどうやって膨らませていくか。
「デート」という同じテーマで作るにしても、
ただ「オレ、この前こんなデートしてきたんだ」というかたちで始めると
「興味ないわ」と言われてしまいます。
実際、お笑い学校のネタ見せの授業でもそういうダメ出しをされている学生をたくさん見ました。
しかし、それはテーマにダメ出しをされているのではなく、
導入のかたちに対してダメ出しをされているのです。
逆に、「今度デートすることになったんだけど、どこにいったらわからないんだ。どうしたらいいかな」
というかたちで始めれば聞き手は自然と聞けるようになるのです。
つまり、テーマではなくて、導入のかたち・形式が大事ということです。
それでは、これを踏まえてネタの長さを増やすにはどうすればよいでしょうか。
それは、「どうすべきか」「なぜか」という問いを増やしていくということです。
「デート」という一つのテーマでも、
「待ち合わせ場所はどうすればいいか」
「ドライブ中はどうすればよいか」
「夜景を見るときはどうすればよいか」と問いを増やすことができます。
そして、こうして「どうすべきか」の問いを出したら、
そこでなぞかけ・大喜利式でボケの三角形を積み上げていけばよいのです。
「なぜ?」「どうすべき?」で骨組み・構成を作り、
その中身をボケの三角形で埋めていくというかたちです。
ただし、そのようにまとめると、
「構成って何か?」「構成は起承転結ではないか?」という疑問が出るでしょう。
そこで、来週は、トークと起承転結の関係を使って、
「構成」という言葉の意味を探ってみることにしましょう。
「ゲノム編集と病気の未来」
こんにちは、羽鳥です。
今日は、
遺伝子が原因となる病気の画期的な解決法になるかもしれないニュースを取り上げます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00000084-mai-soci
生物や、科学と人間生活の内容でも出てきますが、
私たちの体はたくさんの細胞でできています。
細胞の中には核と呼ばれる部分があり、
染色体が入っていて細胞分裂の時になると現れます。
染色体はDNAがぐるぐる巻きになっているもので、
DNAは塩基と呼ばれる物質が並んでできています。
そのDNAの塩基配列の一部が遺伝子とよばれ、
様々な酵素やタンパク質を作り最終的には体を作っています。
今回のニュースのゲノムとは、染色体の全部の塩基配列をまとめて指すものです。
つまりゲノム編集とは、DNAの配列を組み換えるということになります。
DNAには遺伝子でない部分がたくさんあるので、
なんでもないところではなく病気の原因となっている遺伝子部分を決めてその部分を換えます。
この研究の画期的なところは、
体内細胞に対してゲノム編集をするようにしている部分です。
今までも、免疫系の細胞など体外に取り出せる細胞に関しては研究が行われてきましたが、
体内の細胞を標的にする臨床試験は初めてとのことです。
この研究は、
標的にする遺伝子を変えれば今後様々な遺伝子の病気に対応していける可能性があります。
ただ、リスクもあります。
編集したい遺伝以外の正常だった遺伝子を改変してしまうことです。
それによって思いがけない副作用が出る可能性もあります。
臨床を重ねて、有用な治療法になってくれるといいですね。
では。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス