赤面
通信制 一ツ葉高校・代々木キャンパスの矢島です。
今日は世界史Aと日本史Aの授業がありました。
この授業は受ける生徒が同じなので、みんなは実質、2コマ連続で私の授業を受けることになります。
社会科系を2コマ連続で受けるのは、正直体力を使います(笑)。
みんなにはノートを取ってもらっているので、ずっと書いている姿を見ると、
本当に偉いなと思います(自分で書かせておきながら、こんなことを言うのもなんですが・・・笑)
授業が終わり、私はある生徒に何気なく、こんなことを聞いてみました。
「なんか、僕に言いたいこととかある?授業が面白くないとか、もっとこうして欲しいとか。
何でもいいから、みんなが思ってることがあったら教えて!」
すると、Nくんからこんな質問をされました。
「先生って、どんな先生になりたいんですか?」
なんとも難しい質問です。
しかし、生徒が聞いてきてくれた質問なので、僕も恥ずかしい気持ちを抑えて、
本当に自分が思っていることをぶつけてみました。
「僕はね、太陽みたいな先生になりたいんだよ。
北風と太陽って話は知ってる?
北風はさ、力ずくで旅人の服を吹き飛ばそうとするけど、それは逆効果だったよね。
でも、太陽は旅人を優しく、温かく包んであげる。だから旅人は、自分から服を脱ぎ始めるんだよ。
北風のように、頭ごなしに怒ったり、厳しく言ったりするのは簡単かもしれない。
そういうことが必要な瞬間もあるだろう。
でもね、太陽みたく、温かくその人のことを思いやって、いろんなことを教えてあげるほうが、
よっぽど難しいことなんじゃないかと思うんだ。
だから、僕は太陽みたいな先生になりたいな!」
私は話しながら、真剣に耳を傾けてくれるNくんの姿を見て、
なんだかとても恥ずかしくなってしまいました。
言い終わってからは恥ずかしさが頂点に達してしまい、顔が赤くなっていました。
なんだか照れくさいやり取りでしたが、生徒とこうやってじっくり話をすることで、
ぐっと距離が縮まったような気がしました。
これからも授業だけでなく、休み時間や放課後に生徒との会話を楽しんで出来るように、頑張っていきたいと思いました!
通信制 一ツ葉高校・代々木キャンパス 矢島