地震発生メカニズム
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 奈良です。
今日の理科総合Bの授業では、「地震発生メカニズム」について学習しました。
地球の表面は、プレートと呼ばれる10数枚の硬い板が
ジグソーパズルのように敷き詰められていて、
ほとんど変形せずにマントルの動きによって
年間数cm~10数cm程度の速度で平行に移動しながら、
ぶつかりあっ たり潜り込んだりしています。
このような学説を『プレートテクトニクス』と言います。
そして、プレート同士の境界ではお互いに影響しあい、
その結果、山脈、海溝、海底山脈の形成や、
地震・火山活動を引き起こしています。
日本は「太平洋プレート」「フィリピン海プレート」
「ユーラシアプレート」「北米プレート」の下に潜り込んでいます。
そして、4つの境界面に接しているため、
世界的にも稀な地震が発生しやすい国なのです。
地震のエネルギーの大きさはマグニチュード(M)で表されます。
マグニチュード(M)は1増えると、地震のエネルギーは約32倍になります。
2増えれば、エネルギーは32倍の32倍ですから約1000倍になります。
つまり、M8の巨大地震のエネルギーは、マグニチュード6の
中規模の地震1000回分に相当することになります。
では、マグニチュード8の地震のエネルギーとは、
一体どのくらいなのでしょうか。
例えば、おもりを持ち上げるときのエネルギーを考えてみると、
M8の地震のエネルギーは7億トンのおもりを
10km持ち上げるエネルギーに相当します。
また、電力を例にすると、出力175万kWの発電所が
1年間に発電する電力に等しいエネルギーです。
これは、教室で一般的に使われている40Wの蛍光灯なら約4400万本、
約220万教室分の電灯をまかなえるほどの電力です。
次週は専門学校体験のため、授業はお休み。
次回(7月3日)は「水の作用による地形の形成」について学習します。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 奈良