短い文章
通信制高校 一ツ葉代々木キャンパスの寺澤です。
今日は現代文の授業で「サーカス」という中原中也の詩を読みました。
詩は今まで読んできた随想、小説、評論とは違って、
文章自体はかなり短いものになっています。
しかし、短いからといって内容が薄いわけではありません。
今回の「サーカス」も短い言葉でいろいろなことを伝えています。
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」
という一見わけの分からない言葉も出てきます。
奇抜に感じられるかも知れませんが、
鋭い言語感覚を持っているともいえるでしょう。
長い文章を書く方が難しいのではないか?
と思う人もいるかもしれませんが、
本当は短い文章で自分の伝えたいことを伝える方が難しいと思います。
文字数が制限されれば制限されるほど、
文章力が問われるのではないでしょうか。
新聞記事を見てもらえば分かるのですが、
行数の多い記事よりも、行数の少ない目立たない記事を書く方が
コンパクトにまとめる必要があるため難しいのです。
「詩を書けるようになろう!」とは言いませんが、
短い文章で自分の言いたいことを伝える練習を
してみるのもおもしろいかもしれません。
文章力を鍛える練習になりますよ。
通信制高校 一ツ葉代々木キャンパス 寺澤