自分ブランドの作り方

2022年1月26日

通信制　一ツ葉高校　代々木キャンパスです。

「自分ブランドもってる！？」

“卵を片手で割ることができます。”と履歴書の
「自己PR欄」にデカデカと書いたら、
とある書類選考で落選したことがあります。
自己PRって難しいですね。
みなさんどうもこんにちは、福田健志朗です！

一ツ葉高校代々木キャンパスでは
大学受験の「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の
サポートもしっかり受けられます！
そもそも、「総合型選抜」「学校推薦型選抜」
ってどんな入試？…というと
「志望理由書や面接を中心に行う入試」です。
昔、AO入試と呼ばれていたものです。
こうした入試は「自分はこういう人間です！」
と表現する必要があります。
そこで、先週行われたのが「自分ブランドを
探そう！」という授業でした。

友達に対して「こういう人間だ！」と、
コメントを書いてホワイトボードに貼っていく。
自分が一体どんな人間なのか、他人の目から
見た自分像、自分ブランドを探すという授業。

和気あいあいといい雰囲気でみんな学んで
くれていました。「自分探しの旅」は大切だとか
やり過ぎは禁物など、色んな意見があります。
しかし、進路を決めるためにはやっぱり
大切だなと感じます。また、自分ブランドを
探すために参考になる本があるので、
紹介します。
『キャリア教育のウソ』
（児美川孝一郎ちくまプリマー新書 2013）
という本です。ちょっと高校生に紹介するのは
迷うような本です。それは、

「夢」や「やりたいこと」に拘泥するような
キャリア教育に、いったいどれほどの価値や
意義があるのか

人がなぜ働くのか、どんな仕事をするのかには、
本人の意志や努力ではどうにもならない環境の
要因が、大手を振って影響している

と、少しクールな論が展開されているからです。
それでも紹介したかったのは、「自分ブランド
なんてないよ」「やりたいことも得意なことも
ないよ」という子に「第三の道」を示して
くれるからです。それは、進路を3つの軸で
探すという話

やりたいこと、やれること、やるべきこと

という話です。やれること、というのは
得意なことを指しています。やりたいことも
得意なこともないなら、「やるべきこと」を
探そうという話です。

どんな業界ならお給料が高いのか。
それはなぜか。
どんな業界ならAIに負けないのか。
それはなぜか。
どんな業界なら今後成長していくのか。
それはなぜか。

こういったことを考えて、今、未来で
「やるべきこと」を探す、という進路の考え方
ですね。やりたいこと、得意なことがなくても
「考える」ことが、「自分ブランド」になって
いくかも？