160km
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 菊田です。
160kmという言葉を見て、何を連想しますか?
東京から浜松までの距離?特急はくたかの最高速度?
いえいえ、勘の良い方はお気づきかも知れませんが、
高校生大谷選手が投じた一球の球速です。
プロ野球でさえ、快速球、剛速球と呼ばれる球速が、140km後半から150km前半です。
それと比較すると、それがいかに速いか、というのがわかっていただけるかと思います。
球速を測定するスピードガンは設置されている環境や、
当日の気象状況によって結果に誤差があるというのも事実です。
単純に比較することは出来ませんが、同じ球場で当時高校生、
現西武菊池選手(甲子園では最速154kmを記録)は最速149kmだったそうですから、
まんざらその球場の環境が整っている、というわけではないでしょう。
しかも、一球だけに限らず、その前の何球かも150km後半が出ていますから。
2000年代に入り、高校生でも150kmの大台を突破する選手が少なくなくなりました。
しかし、それ以前1990年代までは140km超えてくれば高校生としては速い、という認識。
食生活の変化、以外にも色々な要因があるかとは思いますが、
日本人の体格が変わっていくにつれ、段々と能力も変っているということなのでしょう。
正直なところ、私が高校生だったころと比較しても、
標準的な体格というものが変わっていると思います。
さて、ここでは体格、それに伴う身体能力の話をしましたが、
精神面には大きな変化はないのでしょうか?
なぜ、こんなことを、と思われる方も多いと思いますが、
それは教育の仕方に直結するからです。
ここ10年で球速があがれば、バッターもそれに合わせて
トレーニングの際の球速を上げて対応するでしょう。
それと同様に、生徒が変わっていけば、それに合わせて教師側の
対応も変える必要があるでしょう。
これからの10年で、また大きく若者が変わっていくと思います。
これは教育業界全てにおける今後の課題になるのかもしれません。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 菊田