「再試」は「再試のみ」にあらず ①
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 島田です。
人にはそれぞれ得意と不得意がありまして……、
今日は単位認定試験で赤点を取った科目の再試日でした。
朝からかなりの緊張感(危機感?)で、試験に向かっている生徒さん。。
頑張ってください!! としか声をかけてあげられません。
この緊張感は、再試で赤点を取ってしまったら、
単位を落としてしまうからなんです!!
あまりにも過酷な現実ですが、再試とはそういうもの、
とにかくやれるだけのことをやるしかない。
最後まであきらめずにやるしかない、ということです。
この教訓を、私たちはオリンピックやパラリンピックで学んだはず、
勇気を振り絞って目の前の試験に向かう辛い気持ちを乗り越えよう!
ただ、この生徒さんの気持ち、私自身、実は痛いほどよ~く分かるのです。
なぜなら、自分が高校生のときに「古典」がどうしても
苦手で(宇宙語にしか見えなくて)、赤点常習者だったからです。
それで古典の試験となると、ふてくされて何も書かずに出したり、
古典を学ぶ意味なんかない、という持論を書いたりして、
自分をごまかし、正当化していました。
それでも無慈悲な「再試」は毎度毎度かならず私の正面から
どーんとやってきて、卒業をチラつかせながら
古典草食系男子の私をおびやかし、悩ませていたのです。
克服法や妙案は人それぞれ、自分らしく乗り越えることを考えて
対策するしかないと思いますが、以下が思いつきます。
まっとうな方法は
・先生に出題ポイントと勉強方法を聞く
・クリアした友人に最低限の必須事項と勉強方法を聞く
ですが、
そんなモチベーションもなく、とにかく何とか乗り越えたいという場合は、
・自分の得意科目になぞらえて考えてみる
(たとえば古文法を記号のルールとみなして数学的に捉える)
・「実は得意だ」と思い込んで、10分だけ頑張って取り組んでみる
・これで赤点を取ったら、赤点以上にとんでもなく
自分に不利なことが起こってしまう、と仮定する
など、あまり美しくはありませんが、試験に向かう姿勢は
すこしできそうな気がします。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 島田