難しい言葉は…(その1)
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの矢島です。
単位認定試験まであと5日。
キャンパス内の雰囲気は、いつもよりピリッとしています。
残って勉強している生徒の顔つきも、少し変わってきているように感じます。
この季節になると、勉強に疲れた生徒や、挫折しそうになっている生徒に対して、
励ましの言葉をかけることも多くなってきます。
「励」という漢字は、「万」の「力」と書きます。
この漢字から察するに、人間はともに励ましあい頑張る中で、
自分が思っていた以上の力を、発揮することができるのかもしれませんね。
しかし、励ましというのはするのは簡単ですが、
ともすれば、綺麗な言葉を羅列しただけで、相手に伝わらないということもあります。
例えば、何回も英単語の勉強をしていて、覚えられずに苦しんでいる生徒に、
「もっと努力しようね!」と励ましたとします。
僕が生徒の立場なら、「いや、今までも結構頑張ってるし!」とか
「努力が大事って、そんなこと分かってるよ!」と思ってしまうかもしれません。
「そんなのきれいごとじゃない」と思われてしまえばそれまでです。
相手を励ます場合に大切なのは、「頑張っている相手の姿を認めること」だと思います。
その上で、「どうすれば相手の心に届く励ましが出来るか」と考えることです。
「努力」という言葉ひとつをとっても、「伝え方」が大事なんだと思います。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 矢島